Staff Blog
本社
scrollable
Title.6
投稿日:2017/11/26
1687 0

そんな君を見て、ママが何も言わずに差し出したおもちゃのコップ。
大切そうに重ねては外し、重ねては外し、
ゆっくりと遊びだす。
きっといつものように。

本調子ではないかもしれない。
でも、いいんだよ。
ママから渡された
君のためのたからもの。
そこに記された君の名前。
撮影から戻ってきてモニター上の写真見たとき、
ああ、私はこれを残させてもらっていたのか。そう思いました。
彼はいつもとは違う場所で、いつも通りの姿ではなくて。
でも、そこには必ずそのご家族が大切に思っている何かがあります。
それが写真となって目の前に現れた時、
なんとも表現しがたい感情がこみ上げてくるのを感じました。
この写真を見られたママさんもきっとそうだったのでしょう。
短い時間でわたしたちは何を残せるのでしょうか。
これは永遠に続く課題であり、
私たちが求め、探し続けるものです。
まだ名づけることはできないけど、
暖かくて胸を締め付ける、そんな感情を生み出す
何かを。
ロード中...
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog
- トップ
- スタジオ紹介
- 本社
- スタッフブログ
- Kazuko Saito
- Title.6