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Photo essay yoshi
投稿日:2017/9/30
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わたなべ よし
よっちゃん
彼がある時、無類の飛行機好きだという話をしてくれた。
「自分、飛行機を何時間でも眺めてられるんですよ~」
それを聞いて、ふと私の父の姿が浮かんできた。
私の父は昔、飛行機の設計の仕事をしていた。
若かりし時、飛行機のパイロットの試験を受けに渡米するため
必死に英語を勉強し、一発合格したという武勇伝は昔から何回も聞かされてきた。
家の事情でその仕事を辞めたそうで、
もし続けていたらと思っているのでは…
(本人は口に出さないが)
と娘の私はよく考えていたのを覚えている。
そんな父の姿を思い出すからか、
飛行機関連の仕事を夢見ていたという所をよっちゃんに重ねてみているからなのか、
彼に対して、その時と同じようなノスタルジックな感情が時々よみがえることがある。
男のロマンみたいなものを追っているような気がするからかもしれない。
そんな彼と自分は似ているのではと、実は思っている。
通勤時間がお互いに長いということだけでなく、
人に気をつかったり、変に無理したりするところとか。
「~はこうあるべきだ」と思っているところとか。
一方、二人とも口に出さないことが多いので、時々本音を話すとこうなる。
「かずさんはこうなんだろうなと思ってました」
「え、違うよ。よっちゃんがそうなのかと思ってたよ」
勘違いを解消するそんな会話も彼とは一番よくする。
そして、彼はとにかく人を観察する方らしい。(わたしの肌荒れがばれるのも彼だけだ。)
私はいっぱいいっぱいで人のことがよく見えていないことがある。
しかし彼は人をよく観察している。
彼はちゃんと考えてから行動に移すタイプだ。
それなのにわたしは自分の見方で彼を否定してしまうことがある。
彼はそんな時も変わらない笑顔でいるけど、
実は不本意に思っているかもしれない…(よっちゃん、ごめん)
それは彼が努力家だから。
実際、彼の中には燃え滾るエンジンがある(と私は見ている)。
毎回の撮影でもっとこうできたと悔しがるよっちゃんを私は知っている。
そして、私には想像のつかないくらい
たくさんのことを背負ってきただろうことも。
私が偉そうに言えることは無いけど、
だからここで自由に羽を広げ
らしさ全開で飛び回る
そんな彼が見たい。
と思っている。そのために自分も彼が目指す空に向かってこう叫ぶのだ。
「よし、やってやろうぜ!」
そんな私のなんちゃって親父ギャグを
彼は笑顔で受け流すんだろう。
私は果たして君の力になれるだろうか。
そんな私とよっちゃんとの関係。
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