何かを成し遂げたいなら、
まず体力をつけろ。

体力が落ちると、
楽になりたくて忍耐力が落ちる。
疲れに耐えられないと、
勝負などどうでもよくなる。

勝ちたければ体をつくれ
自分の悩みに耐えられる体を。

体力無くして精神力は発揮できない。

最近私がはまっている韓国ドラマ『未生ミセン』のワンシーンで
主人公の囲碁の師匠が語った内容です。

撮影時体が反応する時があります。
それは何かピンときた瞬間。

彼がスーツのジャケットを脱ぎ捨てる瞬間、
私は下からあおるようにシャッターを切りました。

写し出された天井に
並ぶペンダントライト。
せり上がる壁たちにより現れた
広角の効果ともいえる収束性。
窓から差し込む強めの光が
彼の顔に陰影をつけました。
ネクタイが窓にかかっているのは、
今まで外を眺めていた彼が
突然こっちを向いたような雰囲気を伝えています。
更に「さあ、動き出すぞ」と言わんばかりの
不敵な笑みを浮かべた彼の表情がマッチしていたのです。


静かに外を見つめていた彼が
動き出した瞬間。


人が動くのは、
意識的でも、無意識的でも何かをしようとしているときです。
彼らからにじみ出る生命力みたいなもの。
それを捉えられるようになるには、
経験と自分の勘が、目の前の相手と合致することです。

集中力と忍耐力。

まだ自分には足りないもの
それが何かを教えてくれるのがこの仕事だと思っています

まずは体力をつけなくては…と反省です。