出会いの意味。。。

 

人と会うことが好きな人がいる。

 

各自仕事を終え、1時間もかけて来る人にとって「出会い」はどんな意味があるだろう？

その人達にとって今日の「飲み会」はどんな意味だったのだろう？

 

お酒を一口も飲まない人。

その人にとってお酒は大きな意味はないだろう。

でもその人にとっては、集まった人達の中の何人かが自分の人生において大きな意味を持っている。

「私があなたを守ってあげる」と、自身のために決意してくれた人が主人公である今日の場に参加し、感謝の気持ちを伝えたかっただろう。1年前、2年前に同じ空間で一緒に仕事をし、互いに助け合いながら過ごした2人と、弾むような話がしたかっただろう。自身の人生の先輩であり、仕事のメンターだと思っている人から今後の計画について話を聞きたかっただろう。お酒は飲まないけれど、おいしい料理と、料理よりもおいしい話が好きな人。

 

自身の考えをはっきりと表現することができる人。

この人にとってはお酒よりも辛い料理である。辛い料理をたまに食べたくなるように、あの時は辛く感じた事も、今はそれさえも時間と共に流れ思い出となった、だから心の一部分に「情」として残っているある１人に「思い出を共感したい」という言葉を伝えたかったのだろう。自身の感情を、全て言葉にしてあらわすことはできないけれど、行動で見せようとする意思が、足並みを共にしたのだ。

 

ぼんやりとした昔の記憶として残りたくない人。

多分、今はあの時ほど活発な関係が続いてはおらず、積極的に手を差し伸べる勇気と余裕がないけれど、自身の位置で休まずに歩いているから「頂上でもう一度会おう」、「私の存在を忘れないで」と心の中で叫んでいたかもしれない。数年間あっという間に過ぎた私達の時間は自ら環境と条件を作れるように待っていてはくれなかった。しかし、今からはみんなが主人公だという。機会は誰にでもあるという。゛次の場では「一緒に走ろう」と先に手を差し伸べよう゛と思っているように、何故か感じた。

 

お酒を好きになってみたい人。

人も好きになってみたいし、仕事も好きになってみたい人。でも知らないのか、意志がないのか自身はずっとさ迷っている。それでも諦めたくない気持ちだけは確実にある。自身が知りたい事が何なのかを明確に知りたい。だから人に会いたいと思う人。今日だけは、自分が初めて一緒にスタートした人達のいる場所に行きたい。そんなに気楽ではなかったかもしれないけれど、少しは温かさがあるから、それだけでも良かったのだろう。おしゃべりな人達だから、しゃべっている姿を見ているだけでも笑顔になり喜んだだろう。あなたが笑っていると私も嬉しい。

 

お酒を好きな2人。いや、私も含めて3人。。。

お酒とおいしいおつまみだけでも好きなのに、ばらばらに分かれていた人達と会えるということだけで、お酒の場が意味がある3人。人の顔と顔が一緒にある空間が好きなのが3人の共通点だ。すでに同じ時間を共にしてきた人達は顔に話の内容が含まれており、多様な表情で自身の話をするときにそれが見える。それが見えたことを観察しながら喜ぶ。質問する事を楽しみ答えを求めるけれど、納得させることを強要しない今日の場を臨んだ。お酒と料理、質問と思惟、人との対話がいつでもエネルギーになる3人。

 

お酒が弱いのに3回も一気飲みする義理のある人。

今日の全ての共通項を持っている人。のりで巻かれたもの全ての種類(？)を好きな人。

電車で向かってくる道中、何か期待していただろうし、いろんな小さな考えを頭の中に入れてきただろう。久しぶりに会う人との気まずさ、変に大声出したり、特有の「ケタケタ」笑う声が聞こえる。あれこれたくさんの考えと少しの緊張があったけど、思い出の前では全てが大したことではないということを知っただろう。準備していた話も結局話せなかったろうし、次の日にある予定をずっと気にしていただろう。単純そうに見えるけど複雑な彼女の日常が今でもおもしろい。忙しい日常の中の懐かしさ。彼女の今日の「飲み会」の意味。

 

この時間、この瞬間は自身にどんな「意味」だったろう。。。

人には意味のない時間はないだろうに。。。

意味の全ての内容を人が作るというのが不思議でならない。

次の飲み会では「日常の意味」をおつまみにしてだしてみようかな？。。。