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青山店
写真分析:挟まれて。
投稿日:2023/8/25     更新日:2023/8/25
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LIFESTUDIO aoyama
camera:gomei
codi:iwta
人見知りが激しい1歳の子供。
撮影時間も緊張が解けないが、親の足に挟まれ体重を預けるその姿勢が、一番安心する瞬間です。
私たちは一瞬一瞬の多彩な瞬間を形に残し、それらをストーリー(流れ)としてみた時に自然と感じられるよう、
バラエティー豊かな、そして負担の少ない撮影を心がけます。
特別な瞬間をキャッチし、何がその瞬間を美しく、感動的にしているのかを深く探ってみます。
笑顔が出ない!
現象:
- お子様が私たちスタッフを警戒し、固まる、そして泣いてしまう。
- 高まる緊張感と、親御様が代わってお子様にアプローチをしてくれている申し訳なさ。
- やまない鳴き声、高まる大人の緊張感、失われる安堵感。
分析: この段階では、子供は未知の環境と人々に囲まれて不安を感じています。
親御さんもまた、子供がこの状況でどう反応するかに焦ってしまいます。
この緊張感はお子様のコンディションにも影響を与え、本当の笑顔や自然体が出にくくなっています。
なにより私たちを見て硬直!そんな時間が続いていました。
部屋をのぞいてみると
現象:
- 一度気分転換の意味も込めて、着替えてオムツ撮影へ。
- そっと部屋をのぞくとママの足に挟まれ、安心した様子。
分析: ここで重要なのは、子供が自然な状態でいられる環境が整った瞬間、安心感が顔に表れたことです。
スタッフがいない、家族だけの空間、ママのぬくもり。
この瞬間写真のテーマが決定します「相思相愛」 愛は激情的に感じることは難しく、日常のいたるところにポッと落ちているもの 親の無償の愛は子に伝わり、言葉はなくとも小さな愛の証明が私の目の前に広がっていました。
親子の間に存在する「無言のコミュニケーション」が、この瞬間に高まり、写真にその深い愛情と信頼が刻まれました。
優しい写真
設定:
- ママの包み込むような優しい愛を撮れるように、私も優しい写真の設定をとることにしました。
- 絶対条件は逆光であること。
- 光源から離れ、弱い光を使用。
- 絞りを開放し、多くの光を取り込む。
- 70-200mmのレンズを使用し、撮影者の存在感は消すように。(実際に部屋の外から撮っていたので、本当にいなかったのですが)
分析: 逆光を用いることで、被写体に柔らかな影をつけることができ、その柔らかさが母親の愛情(やさしさ)を表現しています。
また、絞りを開放することで、背景をぼかし主題に焦点を当てることができ、親子の深い絆をより一層際立たせる効果があります。
また画角は私の一番の意図が反映されるかもしれません。
選択肢はいくつもあり、ママを入れないことも、顔まで入れることも、撫でている手を入れることも 今回は最低限足の少しだけ入れました それは、ただ大きく包み込んでくれる母性を表現したかったからです
私がこの写真を撮った理由、その背後にあるストーリーは以上です。
この写真は、きっとこのご家庭で生き、そしてお子様が成長するにつれて役割や意味合いが変わっていくものだと思います。
撮影で捉えたその一瞬一瞬が、未来でも大切な思い出として、また新しいストーリーを紡いでいく素材になれば幸いです。
単なる瞬間の記録以上に、写真が持つ深い意味や背後にドラマを明らかにしていきたいと考えています。
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