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青山店
写真分析 松田さん。
投稿日:2022/12/1
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勝手にこういうことを行うのは失礼だと思うが、まぁ勝手に書いていこうと思う。
写真を通して、人を見る。(逆然り)と言うことに関しては、普段撮影させて頂くお写真も、趣味で撮るようなポートレートも変わらないと思うので、今回はこの写真から見えることや、見えないことまで色々記していこうと思う。
松田さんは、入社してまだ間もない、元気が溢れているスタッフの一人。
面接を担当させてもらってから考えると数ヶ月は経つが、コミュニケーションをしっかり撮り始めた頃からはまだ数週間で、お互い探り探りと言うのが、今の関係だろう。
面接の際にとても印象的な話をしてくれた。
「高校生の時に決めたんです。世界一の接客をしようと」
この言葉を聞いた時に、私の心に爽やかな風が吹き抜けた様な感覚を抱きました。
その目標を元に、これまでの職歴が形成されており、彼女の芯と行動力、つまりは誠実性に触れた気がしました。
その話をもう少し詳しくきいてみると、高校のアルバイト先で、同僚と話して決めた目標らしいが、それをずいぶん年月が経った今でも、堂々を話してくれるその姿は、とても凛々しく、力強く、そして若くも感じました。
撮影を通しながら、深いコミュニケーションを取る、ライフスタジオの仕事は、松田さんにはどう映っているでしょう。
仕事は当たり前ですが、入社前に頂いていた印象と、入社後の印象は変わります。
思ってもみなかった業務内容も沢山あり、四苦八苦しているかもしれません。
撮影なんてそれらの濃度が極端に高く、泥臭い事の連続ですから、さぞ大変な事だと思います。
さてさて、そろそろ写真の話に戻ろうかと。
この写真は、東京ミッドタウンで撮影をしました。
「よく遊び、よく学べ」
遊びこそ、最高の学習とよく話されますが、気がつけば私の撮影教育はガチガチの授業の様で、とても楽しむ隙間はない様に感じました。笑
ですので、業後に参加者を募り、イルミネーションでポートレートを撮ってみよう!なんて企画をし、出かけた時の写真です。
私とペアになった彼女は、初めて触るカメラに緊張と不安を抱きながら、可愛くもない私を一生懸命にイルミネーションと撮影をしてくれました。
その姿が、緊張をしながらも、初めてのカメラを手にし、若干の高揚感を抱いているのがわかりました。
その時また、彼女が少し見えた気がします。
きっとこれまでも、未経験のことに対し、前向きに取り組み、自身で面白さを作り、課題克服を行ってきたんだろうな。きっと。
あぁ、同僚になれてよかったなと。
最後の数分をもらい、私も撮影しました。
これまではイルミネーションを使った明るい写真の撮り方を、伝えていましたが、いっそ彼女は暗くして撮影をしようと。
それは以下の意図がありました。
①彼女の心情を表す
②私の主観を写し出す
当たり前ですが、新たな職場は不安が沢山のはず。
人、環境、業務内容、自己成長のスピード、方向性などなど。
それらを総合的に判断し、好きな仕事になり得ても続けていけるだろうか。それを沢山考える時期でもあります。
きっと、そんな心ではないかと思い、私の主観としては、迷いと課題、そしてその先に楽しい瞬間が待ってるはずさと、エールの意味も込めて、イルミネーションのみ明るく設定し、撮影をしました。
結果、たまたま表情がギリギリわかる様な露出になりました。
さてさて、もしかしたら一番遊びながら学んだのは私かもしれません。
写真忘れるべからず、私は入社したころ、どんなことを思っていたのだろうか。
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