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青山店
写真分析 好きを詰めよう。
投稿日:2022/2/20
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photo:reiri kuroki
まず最初に私はこの撮影中の事を何も知りません。
失礼ながら撮影に全く関与していないので、写真をフラットな状態で自分なりに分析していこうと思います。
①写真をみて直感的に思うこと
楽しそうでいいな。
誰もが思う感想ですが、カメラマンも感じることは一緒だと思います。
母子のくっつき合う頬、倒れた様な姿勢、笑顔。
楽しくない訳無い状況があり、そこから仲良しだな。なんて関係の事を感じるようになりました。
仲が良いと感じる理由は、密着度にあるのだと思います。
密着度が高ければ高いほど、人の心の距離感が近いと言うことがわかるのだと思います。
②フレーミングからわかること
これは良い点と改善点で記すことができます。
写真の原則として整理して写すことで、見せたいものに集中してもらう事が基本ですが、細かく写真を見てみると、下の子の足の 入り具合は適切なのか気になる部分が出てきます。
もしかかしたら全部足を入れた方がよかったのかななんて風に。
しかしこんな話はカメラマンは耳にタコができるくらい聞いているわけですから、それ以外の事がきっとあったのだと思います。
つまりはフレーミングが甘くなっても、シャッターをきってしまう瞬間。
これを【カメラマンの本音】と表してみましょう。
頭では綺麗なフレーミングで撮る事、しかし直感的な心で撮ってしまう事。
これは矛盾状態ですね。結論はいい写真になればいいのだと思います。
綺麗さだけでは、写真の教科書の言いなりなわけで、感情のままではただのわがままカメラマンです。
きっとちょうどいいのは、冷静さと2割くらいのわがままな写真が見ていて心地いいのかもしれません。
③好きを詰める事
被写体から放たれる好き。
カメラマンがつい撮ってしまった、本音の好きな部分。
きっとまだまだいろんな好きを詰める事ができると思いますが、その好きをどれだけ詰められるかが、一つのスタイルの作り方なのかもしれないなと、書きながら感じます。
好きで無い部分のスキルアップは、写真のクオリティを上げる上で必要です。
それは鍛錬という意味です。
ですがあくまでベースアップを意味しますので、武器になり得ることはないと思います。
一方好きなものは言語化がし辛いものでありながらも、そこには本音の欲が詰まっています。
その欲をもっともっと突き詰めて行く事で、好きの二乗どころか100乗も、1000乗もできるのではないかと。
④自分の好きはなんだろう
人の写真で思った事をツラツラとかきながら、自分のことを考えます。
この写真に目がとまった理由は、自分の本音についてだと思う。
これは一概に写真の事だけを示している訳ではないが、今よりも好転したいのだと考えているのだと思います。
本音でね。
以上、偉そうな文になりましたが、写真が教えてくれた事として記しました。
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