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青山店
写真分析 いいんじゃないかな。
投稿日:2021/5/20
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娘が1歳6カ月になりました。
いやあ、この1年半は長かったような、短かったようななんとも言いづらい感覚ですが、濃い時間だったことは間違いないです。
たった半年前は立つことが精一杯の娘が、今では外を走り待っていると思うと、成長の早さに毎回驚かされます。
余裕があれば、私もたまに娘を撮影してみます。
特に公園なんかでは、本当に意味で自由に動き回っていますので、フレームの中に収めるのがやっとです。
つくづく自分の子は撮れないというパパママの言葉に共感します。
撮影してきた写真を普段通り分類していると、自分自身に少しだけ変化を感じました。
これまではフレーミングや光をしっかりと見た写真を「もっとこうすればよかったな~」なんて仕事脳全開でプライベートの写真を見ることが多かったのですが、ふと分類後の写真を見てみると、子供が自由に遊んでいたり、真剣な表情を記録しているスナップ的な写真が多く残されていました。
その時撮影された写真は、いろいろと撮影的条件が整っていない写真ではあるものの、子供の成長の小さな一片を写したような写真でした。
無意識的な親心から、子供の記録を残す目線で撮影していた自分に気が付いた瞬間でした。
「こんなおもちゃが好きだった。」
「こんなことばかりしていた。」
子供が大きくなった時、一緒に写真を見ながらこのような面倒くさい話をする淡い妄想をしながら撮影している気がします。
思い出のシェアに役立つことが、写真からできる関係の作り方の一つなのではないかなとも考えます。
最近はそんな自分がいるのです。
シャッターチャンスは突然やってきました。
なんの問題もなくスムースに撮影が進んでいく中で、環境に慣れてきたお子様が、スタスタと歩き出し、私のほうに近づいてきました。
距離にして30cmまで近づいていきまして、本当になんだ!?という感じです。
ニコニコしながら急旋回し、ママパパの最終チェックに使用している姿見にピタっとくっついて、数秒間自分の顔を見ています。
あまりに急な行動だったため、大人たちはびっくりですが、何かしらの予感を感じます。
当たり前に行動には目的があるわけですから、きっと何か起こるだろ、チャックまではできませんが、手元で設定を変えて、きっとこのくらいが適正露出だろうと、次の行動をまってみます。
その瞬間、鏡に写る自分の顔に、目をつむりキスをします。
私には後ろに下がるだけのスペースもなく、とにかく背をそらしたり、なんだかんだして焦点距離だけのスペースを確保して、あとは鏡に余計なものが写りこまないようにして、シャッターを2、3枚きりました。
こんな咄嗟の時は、普段自分がなんとなく意識している撮影方法くらいしか適応ができないものですね。
この文章はこの写真が撮影されて1か月くらい経ってから書いているのですが、やはりこの1枚がなんとなく1か月間の中でも気になる一枚になっているのです。
なんで気になるのかなとゆっくり考えてみると、前途したように「思い出のシェアができる写真」だからという理由が1つあります。
この時の癖というものは、いつかなくなるものですから親心的には残して、いつか笑いながら話してあげたいものです。
私の娘も全く同じことをしているものですから。
2つ目はこの写真を機に、少しだけ今まより撮影に対する気持ちが楽になったからだと思います。
どうしても新しい環境ですといきこんで、こうしなきゃいけない、ああしなきゃいけないと、いつの間にルールに縛られてしまい、柔軟な発想ができなくなってしまうものです。
ですがこの写真を改めて見返しながら考えてみることで、写真のあり方というか、あってもいい姿が前よりは見えてきた気がします。
私のスタイルとしても、来ていただいたからにはニッコリ笑顔の写真は抑えてお渡しすることを心がけていますが、もちろんそれだけではなく、もう少しなんとなく心情的に近寄れそうな写真も。
変な言い方ですが、撮ろうと思えば技術的には誰でも撮影できる写真だと思います。
ですが、大切なのはどのように見て撮ったかなのだと思います。
少なくとも私はこの写真はこれで、いいんじゃないかなと思うわけです。
そして、少し自分を楽にしてくれたのだから、彼にありがとうと言いたいです。
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