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【写真分析】忘れてた、お母さん、お母さん。【ライフスタジオ 仙台店の写真】
投稿日:2020/1/14
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lifestudio sendai
photo:gomei
codi:chiba
仙台店の最大の特徴は、スタッフが男性しかいないという事。
これは見方によっては凄いことで、見ようによっては同情されるくらいな事なのです。
多くのご家族様がご利用されるハウススタジオのスタッフに、女性が居ないことが中々考えられませんし、私も聞いた事がありません。
何故なら、人見知りと同じくらい市民権を持ち始めている、【男性見知り】という言葉がある様に、男性に泣いてしまう子も少なくないからです。
これは特に未就園児に多いようで、単純にパパ以外の男性と接する機会が少ないので、慣れていない事が多い様です。
ですから、男性だけのハウススタジオに予約を入れる事って、結構勇気のいる事なのだと思います。
泣いちゃったらどうしよう。
抱っこから降りなかったらどうしよう。
撮影が終わるまでずっと付き纏う不安かもしれません。
結論から言うと男性スタッフだけでも、見た目は悪いですが、しっかりとサービスのクオリティは出せます。
しかし正直に申し上げますと、個人差はありますが、私は結構泣かれるのです。
その時はどうしましょう。
色んな方法があります。
声を高くして話す様にしたり、少しでも体を小さく見せるためにしゃがんで行動したりと、本当に色々。
今回も例外なく泣かれてしまいました。予約確定時のお電話にて、「下のお子様が男性苦手かも」と伺っておりましたので、初めてお会いした時にどの程度の抵抗感が有るのか、見極めなくてはなりません。
全く目もあって居ない状態で私を見つけると、数メートル先で泣いてしまいました。
まず、私が苦手らしい。
なので大きな布をかぶって、布からカメラレンズを少しだけ出して、あまり動かない様にしながら撮影します。
1歳以下の子には、これが意外に効果的で、いつの間に私の存在を忘れて、遊び始めてくれます。
コーディネーターに入ってくれた千葉も、こちょこちょなどの身体的接触が多いコミュニケーションよりは、積み木を積んでみたり、ボールを転がしてみたり、物を使って遊んでくれます。
5分、10分、15分、、、と経っていくと、やはりそこは好奇心の塊ですから、ゆっくりゆっくりお母さんの膝上から降りて、10㎝、15㎝、30㎝、、、と離れて遊び出してくれます。
ですが、面白いのが、ニコニコ遊んでいたと思った瞬間
「あっ!!!お母さん忘れてた!!」と唐突に真顔になり、物凄い勢いでママの、膝下へ戻っていくのです。
その真剣な表情がなんだか面白おかしくて、可愛くて。
楽しんでいたくせにぃ〜と、私の心の声が漏れてるかの様に、大きな空間が左側に空いていました。
私は写真家ではなくフォトグラファーという職業についていますので、写真を含めたサービス全般を考える事が必須です。
その中で今の私の、良い撮影の一つの基準が、お客様が【写真で思い出話ができる事】です。
これは検証できないので、あくまでも私が思っているだけの話なのですが。笑
例えば数年後、この時の写真を見た時に、この年の思い出の話がされるのか、この撮影の話がされるのか。
やはり私は後者の話が出て、前者の話がされる事を期待して撮影しています。
「この時の撮影はこんな事があって」
「本当離れなくて大変で」
「最初泣いて居たけど、帰り際に帰りたくないって、駄々こねて」
思い出深い撮影を表す、なんだか今見たいなものを撮れる事もライフスタジオの、75カットのシステムであり、残すと言う事なのかもしれないと、考えてみます。
当たり障りなくこなされていく撮影ってどうなんだろうと考えてみても、あんまり私はしたくないなと。笑
そしてなりより、男性苦手かもとお話しいただき、撮影の機会を頂けたこと。
そんな撮影環境に沢山のご協力をいただきました、パパとママに感謝しています。
ふと気を抜くと、自分達が記録を撮っている感覚に陥ってしまいそうですが、常に一生の記録を撮らせてもらっている事を忘れては行けないなとおもうばかりです。
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