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不自然さの重要性を考えてみよう。 ライフスタジオ仙台店
投稿日:2019/7/14
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■自然と不自然は協力隊?
自然というと何を思い浮かべるでしょうか。
自然な風景といえば、山・海・森などがパッと思い浮かびます。
他にも自然な表情や仕草など自然という言葉はいろんなことにくっつき、素敵な表現に変えてくれます。
自然にこなすなんて言う風に。
では不自然を思い浮かべると、不自然な恰好や仕草など、少々よくないニュアンスで使用されることが多い気がします。
不自然な風景とは、あまり日常会話では使用することはありませんが、不気味という感じがニュアンス的に近いでしょう。
自然の意味を辞書で引いてみます。
自然:人の手を加えない、物のありのままの状態・成り行き。
と出てきました。
あぁなるほどと。
自然な風景を想像すると壮大な大自然を私は想像しましたので、きっと人の手は加わっていないだろうなと。
自然な仕草も、適切な表現でないかもしれませんが、人に干渉されていないなどと。
では不自然とはどうでしょう。
私は不自然な風景を想像すると、なぜかいくつもの斜めに立った建造物が見えて気ました。
不自然な仕草には、ぎこちなさ、つまりは無理があるのだと思います。
さて、このようにバーっと記してみると、自然がよいと思いますが、以外にも不自然がないといけないということがあることもわかります。
自然と不自然。これは相互依存関係という状態にあり、どちらかがかけると、どちらかが存在しないという関係です。
他の物でも沢山言い表せます。
表裏もその一つです。例えばこの世に裏というもの自体がなければ、表をどうやって説明できるでしょうか?はたまた強弱もです。
というのも、私はこの自然⇔不自然が写真でとても大切だと考えているからです。
あくまで個人の考えの中で。
■ライフスタジオ仙台
ライフスタジオはよく「自然な写真館」とおっしゃっていただけます。
撮影されたお子様のお写真が自然な表情をしていたり、ご家族様がリラックスして楽しめる自然さの提供を目指しているからでもあります。
それは大変ありがたい評価で、評価の通りに自然で素敵なお写真はたくさんHPやインスタグラムで閲覧することができます。
同僚である私も、「うまっ!」「すごっ!」と勉強する毎日です。
そして心の中で「自然だな~」とつぶやくわけです。
しかし撮影現場を知らない、そして被写体のことも知らない私は、何に対して自然と言っているのかわからなくなります。
では、自然と最大の評価をしてくれます、親御さんの気持ちになって考えてみます。
「お家で見る姿のように」という言葉が出てきます。
つまりは自然をとらえるにあたり、無意識に比較をしていることになります。
では私がカメラマンの立場になって考えてみます。
どうやったらより自然を撮影の中で表現できるのか?
1枚の中だと私の技術ではむつかしい…
でも私たちの撮影には75cutという流れ、3シーンという構成があります。
それを利用できないか考えます。なぜなら私はストレートに生きたいからとい願望があるからです。
■仙台店で一番不自然に写りやすい?でも一番かわいいセット、ティファニーブルー
仙台店で断トツの人気があるのがティファニーブルーです。
確かにメチャクチャかわいいのですが、コンセプトが前面に強く出ているため、不自然に写りやすいことも事実です。
なぜ不自然に見えてしまうのか、コンセプトにそぐなわなかったり、足りない何かがあるからではないかと個人的に考えるのです。
最近コンセプトが前面に出ている場所で写真を撮ってみたので、例にしてみましょう。
誰が見てみ不自然ですね。
ですが、ここにわんぱく相撲で汗だくの2人が写っている写真だとしてみたら、私の写真より、良い気がしませんか?
自然とまでいかないとしても、相撲という関連を想像して、不自然さが軽減されるはずです。
つまりは、コンセプトが強い、明確なことが不自然さを表しているのではなくて、関連性を感じない写真を不自然だと認識しているんではなかろうかと感じるのです。
■ティファニーブルーとの関連性をいかに!?
うむむ~と悩みます。
可愛くとることは出来ると思うが、なんかな~。
撮影前の私はそんな感じでした。
場所は可愛い、被写体も可愛い。
でも並べると、うまくとれる自信がないな~。
いつになく消極的でしたが、少し考えてみます。
最近私が可愛いと思ったのは何だろう。
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
乃木坂46ってかわいいよね。
↓
乃木坂46って黒髪のストレートおおいよね
↓
アイドルってそんな清純派だよね
↓
アイドルの写真って順光を使うことも多いよね
↓
それってCDジャケットとかかな?
↓
でも可愛いよね
↓
少しあざといくらいが、おじさんはいいと思うな。
よし!ティファニーブルーと、彼女の関連付ける要素を「アイドル」としよう!!
なんと言われようとも、そうしてみよう!!!
それがきっかけです。
そんでちょっとハイキー気味に。
ライフスタジオのHPにこんな言葉があります。
決められた商品を決められたコースで同じように撮影をしていくようになると、カメラマンは徐々に 機械化してしまいます。
決められていない、ということはカメラマンに “自由” があるということ。
スタジオでは写真のみが直接売り上げと繋がっている為、無条件に写真の品質をあげなければならない理由になるのです。
写真の品質をあげる為には、カメラマンも日々努力し、インテリアについても常に悩み、
システムも最適に作りあげなければなりません。
これは自分を縛り付ける癌みたいなものです。
例えば、変顔は撮影してはいけない。
着物姿で暴れている写真を撮ってはいけない。
不自然な写真を撮ってはいけない。
まあいろいろと。
でもよく考えてみると、だれが決めて、どのケースで適応されるものなのか。
まあ大体はNGなのですが。
まずは自分の固定概念から、一歩出て、自分が以前より自由に感じることが大切だと考えます。
その過程で、自分も被写体も環境もより自然に。
いつでも不自然感じる瞬間は、何かのヒントかもしれません。
不自然さを生むのは、いつも自分の心なのかもしれません。
photo by 五明 @gomekazu_lifeofficial
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写真 【ブランチ仙台】
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