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Butterfly Shimoji Family ~シャキーン。からの成長。~
投稿日:2018/5/13
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このブログを書いてからもう5年が経過しました。
ここまでは長くかかったようにも感じますが、過ぎてみればあっという間にも感じます。私も同じように5歳年を取り、立派なおじさんになったのですから。
湘南店で働いていたころに下地ファミリーと出会いました。当時は仮面ライダー大好きな少年で、毎年決まってママお手製の仮面ライダーの衣装と、大好きなヤクルトスワローズのユニホーム。しかしもう仮面ライダー好きの少年も、ヤクルトスワローズ好きの少年もここにはいません。今はポケモンが好きで、ベイスターズが好きなようです。
思い返してみると、ふ~っとするほどに時間は早いなと感じますが、今回の体験はもうベテランと言われる私にも新鮮な体験でした。まず古巣の湘南店での撮影です。カメラマンになる前に在籍していた店舗ですので、カメラマンの指名は滅多にありません。そして黒木さんとの撮影は黒木さんがライフスタジオに在籍している間には最後だと思います。黒木さんには右も左もわからない私に手取り足取り教えてくださいました師匠的な存在です。今回の撮影では下地ファミリーとの関係と、黒木さんとの関係の2つの関係を改めて感じる撮影でした。
5年という月日は人を成長させ変化させていくには十分な時間です。彼の興味の対象はだんだんと変わり、面と向かって屈託のない笑顔を見せることはなくなってきました。私も指名を頂けるカメラマンになってきました。黒木さんはライフスタジオを卒業します。
撮影中は恥ずかしがりながらも、撮影に参加してくれていました。どうにか笑顔を引き出そうと黒木さんが先陣を切ってふざけて、私が後に続きます。滑っても滑っても二人で続けていると、ママさんが笑い、私も黒木さんも笑い、次第に彼もほころび始めます。黒木さんと撮影に入るのはもしかしたら4年ぶりくらいかもしれません。あー、確かこんな感じだったなと思いながら、そして次はあるのかな、なんて一つ一つの思いを噛みしめながらシャッターを切っていきます。シャッターを切っていけば切っていくほど終わりが近づいていきますので、さみしさは比例して増していきます。
そんな似た思いをママさんも抱いているようでした。彼が唯一嫌だよと体を離すようにして嫌がったのは、ママさんとの2ショット撮影の際、体を寄せてもらおうとしたことです。
「何歳まで一緒に撮ってくれるのかな?」と仰っていました。今は恥ずかしがりながらもなんだかんだ言って一緒に撮ってくれますが、いつかは撮影を断られる時が来るかもしれません。理想はゆりかごから墓場まで。毎年彼が青年になり成人になりとずっと撮り続けたいと思いますが、現実ではいつか離れる時が来るかもしれません。現に私はそのような時がありました。
ここでは離れるという表現よりも、休憩としましょう。もしかしたらママさんは、毎年の撮影度に楽しさとさみしさを募らせていくのかもしれません。私は毎年の撮影で、黒木さんとの撮影を思い出すのかもしれません。そのたびに黒木さんから教わった撮影の考えを新人の頃を思い出しながら噛みしめるのでしょう。下地ファミリーとの関係を規定してみようと思いますが、なかなか整理がつかずにもう30分もPCの前に佇んでいます。思い返すとあれもこれもと思い返してしまい、身近な適切な言葉が思いつきません。そしてママさんがきっとこう感じたんだろうななんてことは、私の主観でしかないので特別な根拠もありません。だからきっとという言葉を添えてこの関係を【共感しあう関係】としてみます。
人も環境も変化がありますので、いつかは限りがあるものだと思います。もしかしたら私の膝の怪我が悪化して撮影に入れなくなるかもしれません。ああ、あの時もっとこうしておけばよかったと救いようの無い後悔をしないように、毎撮影全力で行うことです。黒木さんから教わった雑草魂を胸に。
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