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青山店
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写真分析 ~子供は元気だ。~

投稿日:2018/1/22

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Yokohama aoba
Photo:gomei
Codi:Mayu Kanasugi



 
 
最近たまーに寝る前に考え事をします。考える内容は大体いつも一緒で、自分のインスタグラムに溜まってきた写真たちを見ながら、共通点を探りながら、私は基本的にどのような写真を撮っているのかと自問自答をします。その考え事のお供は時にウィスキーであり、時に焼酎、時にワインと様々なお供達がいつも見方を変えさせてくれているのです。
写真は色々なものを写し出してくれるものですから、自分の写真は自分の説明書の様に現状を考えさせてくれます。技術的にはお!いいかもなんて感じてみてみても酔いが覚めるとなんだか物足りなく感じてしまったりして、逆のパターンの時もあります。その何となく感じた物足りなさはどこから感じているのかを考えてみました。何枚も何枚も自分の写真を見ていると、なんとなく共通点が見つかりました。多分私が写真を撮る上でのポイントとして置いてある部分なのかもしれません。それは被写体がやっているのかやらされているのかの違いでした。
この二つには明確に違いがありますね。同じ事をやっている様に見えても、無理やりやらされている場合は、形だけが真似されます。自らやっている事に関しては、心の動機が表情や手先までの細部の身体から見える事が多いです。決して技術的な事を批判しているわけではなく、私はおそらくライフスタジオの写真では子供たちが楽しんでいる姿が写っている写真が好きなのだと思います。そして自分でブハ!と笑ってしまう写真たちには鮮明な記憶が呼び返され、私も楽しんでいる証拠だと思います。
間違いなく技術的に優れた写真は必要ですし、私も努力をしています。しかしそこだけに囚われてしまうと、大切な事を忘れてしまう瞬間は必ずあります。だからこそそんな時は一旦ま反対に考えを反すようにして自分自身を見つめなおします。
「自然ってなんだっけ?」
 
とは言いつつ極論はわからないという結論にいつもたどり着きます。
自然の定義も各人異なるでしょうし、いつもや日常というものは一緒に居ないので知りません。ですが、きっとという仮説を立てながら近づくことは出会った時からの情報収集で行う事は出来るのではないでしょうか。
この写真はこんにちは~と出会ってから大体15分くらいまでに撮った記憶があります。それまでにお着替えの時間を考えると、撮影当初に撮られた写真だったと思います。
絵に描いたように、人見知りなし!元気爆発!!男子最強!!!と言ったくらいに活発な兄弟でした。誰もが会えば楽しいです。そんな二人組でした。
まったく~、とそんな少し困り顔をしている雰囲気の親御さんに私は言います。
「安心してください、僕こういうタイプが一番得意ですから^^」
と。
撮影場所は瞬時に決まりました。
ホリゾントだな。
 
自身のインスタグラムを見ていてもホリゾントでの写真が多く載っています。光が安定している?導線的に?
確かにそのようなときもあるでしょう。しかし彼らを写すには特にインテリアが必要に感じませんでした。何よりもインテリアより群を抜いていた彼らの持ち味があったからです。
 
ホリゾントに決めたエピソード
①出会った瞬間「うわ~でかい怪獣が来たーーー!!!!」と何もしていなく逃げ回ってた姿を見たこと
②自己紹介をする途中で、私の名前が勝手にオナラになったこと
③彼らの汗を見たこと
④写真のポーズを弟君が急にやりだしたこと
 
彼らを一番に映し出すことができるのは、彼らしか写らないホリゾントだ!と考え撮影場所は決めました。
後は難しい事はありません。
動きに合わせたカメラの設定をし、場所を決め、フレーミングを決め、シャッターボタンを押すだけです。
ただ何か、技術が大きく必要だというのならば、共に楽しむ技術ではないだろうかと思います。
被写体を動かすことには、まず自分も動いていなくてはなりませんね。それは静かに心を動かす人もいれば、体を動かす人もいます。私は圧倒的に後者ですね。
真剣に物事をみて、物事をとらえようとする撮影に疲れない事なんてありません。ましてや一生ものの思い出を記録しているのですから、疲れないなんて言う事は不誠実だな、なんてすら感じます。
だから一緒に失敗も変化も成功も、汗かきながら自分からアプローチをかけて一緒に遊びます。そうしているうちに、素敵なシャッターチャンスはゴロゴロと生まれてくるのではないだろうか。
子供と遊んであげているではなく、もしかしたら子供に子供に帰らされているのかもしれません。しかしそんな時に、こどもらしいという自然をはらんだ仕草が生れるのだと考えています。
 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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