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ハニカム⑬~鳴り響くビート~
投稿日:2017/5/23
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昨晩越谷店横での運営員会会議を終え、表で一服していると越谷店の方からある音が聞こえていました。
ドンッ、カッ、ドンッ、カッ
ダダダダダダ
バーン~ッ
音楽の事は詳しくわかりませんが、小気味よいリズムはドラムを敲く音でした。
腕時計に目を落とすと、夜の7時25分。
挨拶がてらに越谷店の事務所を横切り、3階へ向かうにつれてドラムの音に威勢がのり小気味よいリズムが迫力のリズムに変わってきます。
ドンッ、カッ、ドンッ、カッ
ダダダダダダ
バーン~ッ
ドンッ、カッ、ドンッ、カッ
ダダダダダダ
バーン~ッ
急に音が止まり、数秒するとスティックを数回たたきリズムを整え、また奏で始めます。
ドンッ、カッ、ドンッ、カッ
ダダダダダダ
バーン~ッ
何となく緊張感があり、しばらくはドアの前で立ち尽くしていました。
数分した後、ドラムの音が止まり、ドアをゆっくりと開けます。
お察しの通り音の主はカツ君こと望月かつまさ君でした。
イヤホンで音楽を聴きながら合わせて敲いているのでしょうか。
真剣な表情と空気から、数秒間彼は私の存在に気付きませんでした。
私の存在に気が付くといつも通りの調子で
「あぁ~!お疲れ様です!」
と明るく声をかけてくれます。
本人にも伝えましたが、最近のカツ君は特に、一人で練習を行い、満足ゆくまで自分の規律に従い、鼓舞しながら邁進している様に感じます。
勿論ドラムの練習もそうですが、日ごろの写真に対する姿勢や会議での存在感など多くの影響力発している様に思います。
人員流動の多いこの会社で実は一度も一緒に働いたことが無く、唯一の関わりと言えば以前あったまっくろというサークルのみでした。もう2年くらい前になりますか…。
少々上から目線になってしまうかもしれませんが、カツ君は私にとって脅威でありながら私の変化の外的要因になっているのが越谷店のカツ君です。
自分自身の課題を明確に設定をし、周りに流されず、ひたむきにこつこつと行ってゆく姿は、正直すごいという印象と、ああなりたいなという私の目標になる事が多いです。
自分のキャパシティーがいっぱいになりそうな予感がしたときには、潰れる前に整理をしなくてはなりません。
それを持って改めて目標の再認識を行うのですが、ふとどう行うかと考えた時に無意識に想像しているのがカツ君の姿勢です。
要所要所で、彼みたく働かないとな!彼みたく考えなくてはな!と自分を正す基準になっていました。
先輩後輩関係なく、良きべきところは学び、盗まなくては勿体ないなと感じる今日この頃です。
ふと率直に聞いてみました。
「最近のカツ君はすごいのだけれども、なんでそんなに前向きに出来るの?」
「縛られたくないんですよね」
至極シンプルな答えでした。
縛られない、自分自身に縛られない、固定概念に縛られない、環境に縛られない。
色々な制約が生きる上で存在します。
しかしフリーダムな環境ではないので、ある種大枠の中で主体性を発揮する事を意味します。
妙に納得しました。
自分の枠に収まって一時の安定を求めるよりは、可能性へ自分を規律しながら進むことは誰にでもできる事ではありません。
彼の中で行動の対象が自分自身にあるように感じました。
一日が経ち、カツ君の事を思い返すと同時にドラムの音が頭の中で響きます。
ドンッ、カッ、ドンッ、カッ
ダダダダダダ
バーン~ッ
一定の規律されたリズムの中に、抑揚があり、力強さがあり、様々な音がリズムの中に存在します。
全ての音、響き、音の強弱が異なり、一定の様に感じながらも実は一つ一つが独立した音色に感じます。
なんだか色々な楽器がある中で、カツ君はドラムがぴったりだなと思います。
彼の様にまっすぐ誠実に生きなくてはなと気づかされ、活力が増します。
彼から多くのエネルギーをもらいながらも、帰り際は先輩ぶって
「今度飲みにいこうな!」
なんて言ってみる、自分の小ささと彼の大きさを感じた夜でした。
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