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青山店
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ハニカム⑫~マイカメラ~

投稿日:2017/5/21

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昨晩何となく思い出して押入れの奥に眠っていたフィルムカメラを引っ張り出しました。
若干埃をかぶっている姿をみて、いかに壊れづらいとは言いながら「すまんな。」と心で声をかけました。
電池切れを起こしたまま放置されたカメラは、36枚フィルムで2枚しか撮っていなくいつから触っていないかな~と考えると、昨年いった金沢旅行ぶりでした。
もう半年位経つでしょうか、まー適当に放置しすぎましたね。

 
このカメラを買ったのは2014~2015年くらいの話で、当時シャッターを大事に切っていないなと感じていた私は、せっかくなら毎シャッターお金がかかるカメラにすればいいと安直な考えのもと新宿の中古ショップで購入いたしました。

レンズは50mm単焦点か35mm単焦点かはじっくりと考え迷いましたが、直前に読んだ梅かよのインタビューで「50mm以外はずるい!」という謎のワードを思い出し、50mm単焦点レンズを購入いたしました。
手にのしかかるずしっとした重みが、何とも言えない満足感を感じ、シャッターの切れるガシャっというフィルムカメラ特有の音と振動がなんとも言えない感覚を得たのを覚えています。
そして露出計は着いていなく、MFなので一つ一つの手間が、デジタルカメラとは大きく違い、それが新鮮で何枚も何枚もシャッターを切ったような気がします。
そして普段は使わないだろう、外のみで撮るだろうとISO100のモノクロフィルムを大量に買いました。(今も使い終えていません)




 
      
ひたちなかにて撮影








森戸神社裏にて撮影






六本木にて撮影




 
 
そんな感動を覚えさせてくれたF3君ですが、本日久々に持ち歩きました。
まあ職場にしか行く予定はないのですが、何か撮るものがあったら撮ろうかな?お客さんと一緒にとろうかな?
なんて考えているうちに慌ただしく一日が終わってしまいました。
ああ、撮れなかったな~もう光もないし、なんて思いながら片づけをしていましたが、せっかく持ち歩くのだから何か一枚でも撮らなくては!
 

就業ミーティングが終わる直前に、
「みんな申し訳ないのだけれども一枚撮らせて」
「何を」
「みんなを一枚だけ」

 
みんなでホリゾントに移動をし、ただ横一列に並んでもらいました。
露出計を図り、F2 シャッタースピード30に設定します。
まあ普段手持ちカメラで複数人を撮るときに使う設定では無いとは思いますが、それでもよかったのです。
久々にF3のシャッターを切りたい欲求だけがそこにありました。


 
ピントを合わせ。
「いくよー」
人差し指に力を入れる。




 
「…」
 
 
 
 
 


電源が入っていませんでした。
すぐさま恥ずかしさを隠すように、もう一回もう一回!と言って撮らせてもらいました。
その瞬間ガシャッという独特の音が部屋に鳴り響き、どことなく皆がおお~と言います。
アナログの音の渋さ、一枚の重みを感じる音でした。
何より私の心に重く何かを残してくれた、たった一回のシャッターでした。
これからも写真を撮ることが楽しくなりそうです。



現像をしたらこの写真を上げたいと思います。
お楽しみにしてくださいね。
 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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