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初めての一歩なり。
投稿日:2016/12/20
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Koshigaya
Photo;gomei
Codi:Takako kawahara
真っ赤なNew Blanceのスニーカーが印象的でした、勿論お持込のスニーカーであり、彼にとってお気に入りのスニーカーだったのだと思います。Photo;gomei
Codi:Takako kawahara
本来のメインは5歳の七五三の撮影でした。
もちろん着物の撮影は難なく終わってゆきましたがどこか緊張した面持ちであったことも間違いないです。
何故なら初めての場所で、初めて会う大人に囲まれ、着慣れない着物を着ているからです。
楽しみながらもなんだか緊張を残したまま撮影がなされてゆき、2着目の服がいつも自分で来ている園服での撮影でした。
いつものようには動けない着物から、いつもの服に着替えた少年はなんだか誇らしげな表情をしていて、「これが僕なんだ!!」と心の声が聞こえてきた感じすらしました。
いつも通りに・自然にと求められる中、ライフスタジオはいつもとは違うインテリアなどの空間があり、そこには根本的に異なるという矛盾が生じることになります。
ということは、目に見えている越谷店のインテリアの現象と5歳の少年という見た目である現象をつなぎ合わせる何かが無くては、自然であるという現象と現象の起こりえないのです。
では何を持ってつなぎ合わせることができるのか。
光、画角、トリミング、多様に関係がされていますが特に大切なのは相手をくみ取った意図であることは間違いありません。
少年が見せてくれたすべての要素から物語を想定し、幻想することがこの写真の核であると考えます。
印象的なスニーカー
お気に入りのスニーカーは雨の日に履きませんし、足場の抜かるんでいるところは行きません。まるで体の一部のように扱いながら大切に使います。できる限りずっと履き続けたいものです。
ではスニーカーを大切にしている姿を映し出すには、スニーカーを大切に扱っている仕草が重要です。慎重にそして丁寧に力強く踏み出す一歩だ!と考えました。
その意図を映し出すために、台から降りる仕草をゆうどうしますが、何かが足りない。
慎重に降りるという点です。
そのために不自由さを付加する本を持つ行為を入れること、すると不自由から解放された瞬間の自由な表情が出されるからこそ、被写体を動かす必要があるのです。
多くの物。
奥に格子のインテリア、被写体が使用している脚立、手前の椅子を入れることと望遠レンズを使用することで、立体感を演出しました。
また表現としてはいくつもの障害物がこれからのいろんな出来事を、そしてそれが一つづつ人生の障害となり、糧となるようなイメージを持って、撮影をしました。
きっともうおじさんと呼ばれることでしょう、なんだか自分の過去を見直してリンクさせて写真を撮っているのではないだろうかと感じます。
楽しく、無限の可能性がある未来を、赤いスニーカーと歩めますように。
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