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私を狂わせたもの②

投稿日:2016/6/16

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なんども言うが私を狂わせたものはたくさんあります、狂わされまくりです。
なぜそんなに狂ってしまうのか、それは好きなことはとことんとという性分だからかもしれないです。

前回に続き今回はなんであるでしょうか、やはりゲームです。

 

その名は「ドカポン3.2.1~嵐を呼ぶ友情~」

1994年発売、対応ハードはスーパーファミコン(以下SFC)

現在はSFCのソフトは熱狂的マニアがついていないほとんどのソフトは100円程度で売買されていますが、当時のSFCはとても高く気軽に買える代物ではなかったです、ましてや小学生の私には喉から手が出るほど欲しいものでした。どのようなゲームソフトでも定価は一万円を超え、それが駄作、今で言うクソゲーだっとした時の絶望感は半端なものではありませんでした。

キャラクターデザインは柴田亜美氏、なんだか懐かしい気持ちになりませんか?柴田氏はパプアくんの作者でもあるので、30代の大人は皆懐かしくなったことでしょう。

 

ドカポンというゲームを少し説明します。

簡単に言うと、RPGとボードゲームが合体したゲームです、自分のターンにサイコロを振り出た分マス目を進み、止まったマスのイベントまたは戦闘を行いlvをあげて世界の困っている人を助けることが目的に設定されています。

選択できるキャラクターは、攻撃力重視のナイト、遠距離攻撃重視のマジシャン、素早さ重視のシーフなどなど…

ここまでの説明ではいたって普通の明るいゲームです、しかしドカポンの醍醐味はこれではありません。

ドカポンの醍醐味とは、圧倒的に選択できることが多いことです!

例えば武器屋さんにでは通常のRPGは、買う、売るの二択になりますが、ドカポンはそこにひとつ盗むという選択権が常に存在します。

なんとも教育衛生上良くない時代に許されたゲームとでも言うでしょうか、その盗むが成功すれば好きな商品を無償で手に入れられることができます、しかし失敗してしまったら自身に高い懸賞金がかけられ、他プレイヤーに倒された場合は倒したプレイヤーに多くの金銭が入ります、また逃げ回ってもシェリフというCPUに殺されます。

そして基本的にソロ意識の高いゲームなので、プレイヤー同士の対戦においてはより残酷です。

HPが0までの戦いを行い、勝者は敗者に二つ選択ができます。武器を奪うか捨てる・防具を奪うか捨てる・アイテムを奪うか捨てる・名前を勝手に変える・何もしない、から二つ。

相手が降参した場合は、名前を変える以外のひとつを選べます。

 

これらの条件を常に持っているゲームを小学生で行った場合トラブルがよく起きます、なんといっても嵐を呼ぶ友情ですから。

このゲームからゲーム業界には新たなゲームジャンルが確立されました。

友情破壊ゲーム

友情破壊ゲームとは、ドカポンシリーズのような熱い対戦ゲームの総称である。(コトバ記事より引用)

 

もちろん私はドカポンを持っていなかったので、当時親友であった柳沢くんの家でよくやりました。

基本的にドカポンは持ち主が圧倒的に強いです、なぜならそのシステムを理解してからゲームを行いますので、しかし持ち主の方が感情の起伏が激しいです、なぜなら重い道理という内容が明確に想像できているからです。

だからこそ少しの対抗で恐ろしいほどの復讐をされ、それに対して更に復讐、復讐の応酬。これが友情破壊ゲーム。

柳沢くんのキャラクターの名前をアホみたいな名前に変えたら、泣きながら殴られ大乱闘に、結局人は暴力で解決をする生き物なのでしょうか。

 

結局はドカポンというゲームは人生の縮図だと考えます、数多くの選択を迫られる日常において、自分の力を何に使うのか、それにより相手の反応は大きく変わり、自分に返ってきます。

ドカポンでも共闘し続ける方法はあるのですが、それを人は選びません。

毎日の中でこの一手がどうなるのか、予測と行動がセットで必要ですね。

 

もちろん私はこのゲームで友人を一人失いました、あれから20年くらい。

柳沢くんは元気にしているだろうか。

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