photo:haruyama
coordinate:morita

 

1歳の妹を連れて来てくれた4歳のお兄ちゃん。

今回は彼のお誕生日記念で来てくれました。

おもちゃや小物を渡したら自分の遊び方を見つけて全力で遊ぶのです。

撮影中も「ピュアやな〜！」そんな言葉が飛び交っていました。

85カットの中にはその純粋な表情が現れている写真が沢山でした。

 

純粋/まじりけがないこと。そのことだけをいちずに行うこと

 

その中でこの写真は一番純粋さが滲み出てる一枚です。

 

衣装/「お誕生日記念だから1着はフォーマルがいい」ママさんのご希望からご提案した衣装です。一緒に決めていく中でジャケットを羽織ってフォーマルなバージョンと中には柄シャツを入れる事で脱いだ時に印象をガラッと変更できる為ストライプのシャツを提案しました。

 

光/ 半逆光。被写体が光に包まれたような写真になり、このキラキラとした表情と写真がマッチしています。

 

アプローチ/ BOOK型のボックスの中にキラキラを入れ、

「この中にお宝入れたから開けていいよって言ったら開けてね」

と言うと目がキラキラし出したのです。

何が入っているのかな、頭の中で想像させます。

小さい声で「開けていいよ」と声をかけると
「わ〜！」と言いながら目を輝かせて開きました。

彼の中では「初めて見たもの」だったのでしょう

 

この写真を見て私は、普段写真には残せない一瞬の表情や子供らしさのある純粋な表情を残せるコーディネーターになりたい。そう思いました。