Photo by Nana Tokumasu

Cordi By Misaki Nakagawa

 

遊び心がある写真と言われました。

とてもうれしい。

イメージ通りの写真が撮れてめちゃくちゃうれしかったことを最初に言わせてください。

＊

 

前の写真分析に、一番好きな写真はアップ写真ですとお話ししましたが

その次に好きなのがあります。

それは、

子供たちの仕草の写真が好きです。

 

子供たちが自由に遊び、

自由に空間を楽しんだり、考えてる顔や、怒った顔、泣い顔、自由な表情を浮かべて動いている一部を残すのが好きで

数枚75カットの中に入っているのが魅力的だと思っています。

 

カメラマンとして、被写体になる子たちのことを観察して、彼らの魅力を形として残すことが多いと思いますが、仕草を瞬時に残す力も大事になってきますよね。

 

「たまたま撮れた！」というのも中にはありますが

今回のものは、狙って撮影を行いました。

 

彼の名前は、かいと君。

少しだけ恥ずかしがり屋さんで、大好きなものは謎の怪獣本です！

ポーズをお願いしてしまうと緊張して、体が固まってしまうということがありました。

なので、撮影は体を動かしながら自由に撮っていくスタイルで始まりました。

 

今回は、入学記念の撮影でしたがここでハプニング！

 

ランドセルを玄関先に忘れてしまったのです！(;´▽｀A``

お店に来た時にママさんがないことに気付き、パパさんがお家にランドセルを取りに行くことになりました。

なので撮影は、カジュアル衣装からスタート。

ランドセルを忘れてしまうことはあるあるのことですね^^;

今回は、お家から近い所にスタジオがあったので撮りに行けることができましたね^^;

 

かい君は怪獣の本が大好きで、それを今回持ち込んでくれて読ませていただきました。

それが、想像以上にも面白い本で

さきさんと一緒に本を読んでしまい、かい君は真剣に怪獣についてお話をしてくれていました。

 

３シーン目になり、ついにランドセルが到着したので、最後の撮影を始めました。

ランドセル撮影で、座りながらランドセルをいじっている仕草を狙おうとしかい君に「座ってみてー」と言いましたが

何か面白いものを見つけたのか、そこに向かって走り去りました。

その面白いものとは、

部屋の隅に置いてあった、緑色の小さな椅子。

私「？？」

かい君は椅子を並べ始め、さきさんも一緒に並べ始め

「よし！登っていいよ！」的な合図を出してくれて

その瞬間に写真のイメージが浮かびすぐにカメラを縦に構えました。

 

かい君が、椅子を渡る瞬間も登る瞬間もカメラをずっと構え、最高の瞬間を待っていました。

 

＜光＞

サイド光

＜構図＞

三分割構図を意識しながら

＜衣装＞

入学記念のスーツ/暗め

＜写真＞

・シンプルな背景なので、どんなに自由な動きでもシンプルにシチュエーション

・椅子の色は違うがサイズ感の違うデコボコの椅子を用意し、登っている風の撮影を狙いました。

・上の空間を開けたのは、自由に遊んでいる空間を窮屈にしないためにあえて開けてみました。開放感な雰囲気で、写真の中での窮屈感をなくしました。

もしくは、頭の上に吹き出しを書くようなスペースとしても明けたのかもしれませんｗ

 

＜注目ポイント＞

注目してほしい所は、彼の右手と足です。

頑張ってわたっている姿とバランスを撮ろうとしている右手の表現がこの子らしいかわいい部分

横顔だが、この年の必死な表情が洗わせているのではないでしょうか？

 

その後も「一番高い椅子の所登れるー？」と言いながら楽しんでいました^^

 

これがベストだと思っています。

しかし、サイドの余計な空間があり見たときの視線がごちゃごちゃになってしまうのでそこがもう少し整えた切り方を見た方がいいかもです。

 

かい君へ

今回も、スタジオに遊びに来てくれてありがとう！

私は、カタカナがお覚えるのが苦手だったので怪獣の名前を覚えるのが大変でしたが、撮影中に優しく何度も教えてくれて本当にありがとう！

また遊びに来てね！