雨の日や曇りの日は外が明るく見えても強い光が入ってこないので蛍光灯を多用します。ストロボの撮影もスタジオで活用できるよう練習はしているのですが、まだまだお客様に写真を提供するほどのレベルに達してはいないので、今は自分が使いこなせるものを最大限活用することに集中して撮影に挑みます。大きめのライトボックスは人に直接当たるようにではなく、後ろのインテリアに強めに光を当て、被写体にはその少しだけ残った光が当たるくらいでちょうどいいと思い角度を調整し自分のポジションを整えます。被写体はコーディネーターとの遊びに夢中ですごく集中してじっと上を見上げてくれています（ついさっきまで走り回っていたとは思えない！）その横顔をやや下目から後ろのインテリアを意識しながらシャッターボタンを押します。この男の子の真剣なまなざし。顔の輪郭をなぞるライト、インテリアの明暗、白と黒とでコーディネートされた洋服が調和したように感じました。