もし私が子供を生むことができるなら可愛い女の子が生みたい。

ひとえでたれ目、黒い瞳を持っていたらいいなと思う。

それに少し太っててぷにぷにしていると毎日一緒に寝ながら嫌がるほど触るだろう、、、

 

可愛い女の子に出会った。

初めて目が合った瞬間から好きでにやっと笑ってしまった。

しかし、彼女はまだ何も知らない人を目の前にして好奇心を感じるが、私を見ている目の焦点は微妙に震えていた。

彼女が安心できるよう自分の中で一番穏やかな笑顔を見せようと頑張って見たが、大人の作り笑顔には本能的に警戒心を感じているようだった。

少し時間が必要だと思った。

 

最初は遠くでただ見守る。

少しずつ緊張が崩れる彼女の顔は初めて見て感じた印象よりもっと自然で可愛い。

特別に大きいわけではないが、目のラインがシンプルなのが何だか気に入る。

小さい金魚二つが見詰め合っているようだと思った。

まだ私には冷たかったが、きっと心が優しい子だろうと安心した。

 

あんまり早くもそんなに遅くもない彼女の動きを見ていたらお気に入りのバラード音楽を聴いているようだった。

そして近づいてみる。

こっそり名前を呼んだら心配したよりやさしい目線でカメラを見てくれた。

こんなに愛らしい娘がいる母はいかに幸せだろう、、、とふっと思った。

うらやましい、、、

そしてもっと近づいて彼女の顔を見る。

 

子供の顔はとても平和だ。

嘘のない笑顔には未来への不安よりは希望が感じられる。

まっすぐで鮮明な瞳にはまだ人を疑うことを知らない純粋さがある。

好きだ、、、

 

私もこんなに純粋な目で人に接した時があっただろうか、、、

その感覚を完全に忘れないように何回も彼女の写真を見る。

可愛い女の子、、、