6カ月のむちむちの赤ちゃん

人見知りがなく、私たちの顔を見ただけで可愛い笑顔を見せてくれました。
しかし、撮影になった瞬間、彼から笑顔が消えました。

ドキドキ

彼の表情は「今、何をされているの？」とフリーズした顔にも見えました
けどね、パパさんとママさんにこちょこちょされたら少しだけ落ち着いたのか、最初の笑顔が戻ってきました
でもやっぱり、撮影の後半になると、表情が曇り、最後には泣いちゃいました♡
 

赤ちゃんたちは撮影中に沢山の表情を見せてくれます

自分の感情をもろに出して、動きたかったり、お腹すいたから泣いてしまったりなど
やりたいことを言葉にはできないけど、動きや表情で頑張って伝えようとしていると考えると、本当に赤ちゃんたちって愛おしいですよね

そんな緊張をしてしまった彼を見て、パパとママに包まれた状態を残したいと思い、今回の写真を残すことが出来ました。

ママさんは彼を支える担当を
パパさんはあそび担当をお願いしました

まだ緊張しているかな？と思いましたがママの膝に座っただけで、彼はもう笑顔を見せてくれました

今回の写真は、事前に狙っていた写真でもあります。
実は、自分の課題で「おもい切った写真を狙う」という課題がありました。

この言葉は社長から「もっとおもい切った写真を狙ってごらん」と言われたのがきっかけです。

思い切った写真…。とはどんなものなのか

悩みましたが自分の中で、家族写真で思い切った1枚を狙おうと課題設定をしました。

そんな中お店に来てくれた6カ月の赤ちゃん
パパさんとママさんは、もうびっくりするくらい明るいお二人。雰囲気がとっても温かく、初めての場所でも子どもを安心させてくれるような優しい声の方たちでした。
撮影中でも、パパさんはうつぶせになりながら我が子を夢中に撮影してくれていました♡

撮影中に、この暖かい雰囲気を写真でどう残すことが出来るのか。
密着系も好きだけど…思い切った写真を狙うには…と考えていると

「あ！これで行こう！」

この瞬間は本当に一瞬で

私の頭の中に奇跡的に参考にしている写真が頭の引き出しに入っていて、すぐさまこの構図を作ることが出来ました。
レンズは標準（24mm-70mm）を使い、自分がパパの後ろに入り込み、彼の笑顔をフューチャーしたかったので周りはぼかし、パパとママで彼を囲む切り取り方をしてみました。

 

この何とも言えないパパさんの覗きかげん！
ママさんのぷくっと膨らんでいるほっぺ！
手遊びをしている中、パパさんは子どものお腹をくすぐってもらう
そんな瞬間を残せた写真…

 

これを撮った瞬間「え、きた」と感じました。

 

自分が求めている家族写真が狙えた瞬間でした。

本当に一瞬の間に見せてくれた表情。
親御さんには「お子様と遊んでいてください」と伝えただけで自然とでてきた動き。

 

全てがハマった瞬間でした。

 

この写真をパパさんとママさんに見せたところ、とても素敵な笑顔で「素敵です！」と喜んでもらえました。

太陽のような笑顔をお持ちの二人から受けた笑顔と言葉がとても嬉しすぎて、にやけが止まらずちょっと倒れそうになりました。
私もとっても嬉しいです。
ありがとうございました。

 

カメラマンとして忘れてはいけないのは、ご家族に合った雰囲気の写真を残すという気持ちが大事と思っています。

ご家族にとって大事な人生の成長記録の写真。
振り返った時に笑顔になれる写真。
幸せを感じれる写真。
そんな写真を残せるように。

 

一つ一つのご家族に
写真という素敵な思い出を残す協力ができるように
今後も精進していこうと思います。

また遊びに来てください♡

 

photo ： nana tokumasu

coordi ： chiho morita