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Season of Baby,

投稿日:2023/2/20

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photo & write by Reiri Kuroki

coordi by Chiho Morita

 

@AOYAMA

 

 

赤ちゃんの撮影は、とても好きです。

ひとの長い人生において、Babyという僅かなシーズンの記憶を写真という記録に残す価値を、私は信じています。

 

言葉に頼らない本質的なコミュニケーションで関わり合うBabyとの撮影には、それ専用の立ち回り方があります。

こちらの一挙手一投足、声の高低や声色、雰囲気、間、…というような、ちょっと感覚的なものによって、Babyは目の前の私たちを判断します。

私たちは撮影者であり、観察者であり、Babyにとっては得体の知れないモノです。

そして、笑わせ屋ではありません。

笑わせることを目的とした過干渉はしない、けど、この空間で居心地が良いと思ってもらえるくらいには関わりにいきます。話しかけ、笑いかけ、時には少し触れて、許してくれるなら思いっきりくすぐってみたりもする。そういうことを重ねながら、同じ空間にいることに馴染んでもらいます。

居心地が良くなれば、そのひとはその人らしくいられるでしょう。Babyらしい美しさが顕れる瞬間は、そういう時に自ずと訪れると思っています。

まあ、彼の場合は割と早い段階から馴染んでくれていました。とっても協力的な兄のおかげでしょうか。

楽しそうな笑顔も見せてくれる彼との撮影の中で、私が選ぶ写真はこの1枚。

私たちと一緒のその空間で、彼が一瞬、私たちの存在を忘れた瞬間。

コーディネーターのちほちゃんは、この瞬間にさっと身を翻して引いてくれました。最初に指示した位置から彼が動き始めたので、戻そうとした瞬間だったように記憶しています。ちほちゃんにもまた、この仕草が生まれた時に反応するアンテナがありました。

光の綺麗な冬の朝、温かくて穏やかなその空間で、ふっと自分の足を見た彼のその横顔のラインと小さなクチバシのようにとんがる上唇、落ちそうなほっぺたが堪らなかった。

ぴょこんと跳ねた爪先、まだまんまるくてふわふわしたその足は、これからの君の人生を素敵なところまで連れてってくれるのでしょう。

Babyという僅かなシーズンの、小さな記憶。そんな写真。

 

 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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