Photogenic
青山店
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Moment
投稿日:2018/2/28
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写真は瞬間の芸術だ。
自然な感じの写真を撮るために私たちがやるべきことは何でしょう?
今回スタジオKでアンリカルティエブレッソンのドキュメンタリ映画を見ました。
アンリカルティエブレッソンは「決定的瞬間」で有名な写真家です。
名前は聞いたことないかもしれないですが写真が好きな人だったらたぶん彼の写真を見かけたことはあると思います。
「決定的瞬間」で有名なこともあり、彼の話をするときは必ず瞬間の話が出てきます。
瞬間でシャッターを切って写真を1枚残すという作業ですが、デジタルカメラがなかった時代フィルムカメラで瞬間を抑えるのはその瞬間が来ることをカメラマンはずっと待って構図、光など計算した上で抑えた貴重な1枚だと思います。
彼の言葉の中で自分に響いた言葉があります。写真家になるためには知識が多いことより必要なのは見る目だという言葉です。
写真はどうしても自分が描いている写真、自分が考えた構図、光、ポーズなど全部がマッチングしてからその人の写真というのが出てくるのだと考えていています。
なので写真は個人によって差がありますし、同じ子供を撮影してもカメラマンによって全然違う写真が生まれます。
どの瞬間でシャッターを切るかによって全然違う写真が生まれます。写真の要素のすべてがカメラマンの意思で決められ、写真として提供されます。
お客様から「自然な写真を撮ってください」という言葉をよく聞きます。
自然なことはその子が動いている瞬間を抑えることですが、アンリカルティエブレッソンの言葉とすごくマッチすることだと今回考えるようになりました。
撮影前は分からないですが、撮影をしていくうちに子供が好きな遊び、おもちゃ、動きを観察しそれを写真で表現していきたいと思っています。
そのときに大事になってくるのがコーディとのコミュニケーションと二人のイメージがどれぐらい合っていて息が合うのかだと思います。
実際撮影に入ってみるとお互いに写真について話をしたり子供について話をするのとしないのはかなりの差があります。
例えばカメラマンは光が入っている場所で明るいイメージの写真を撮りたいと思っていたとき、コーディも同じイメージを持っていたらそれに合わせて声がけ、小物の準備などが出来、カメラマンとコーディが思い描いている写真が撮れると思いますが、そうじゃなかったときにはお互いかみ合わないまま写真撮影になってしまいます。
今月青山店の写真主題は直射日光でした。
青山店の窓から入ってくる自然光を活かしていつでも撮影できるようにみんなで光について話をしました。
直射日光を活かせるポーズとは?撮影のときにあいそうなコーディは?
いつの時間に光が綺麗に入るか、場所によってカメラマンの角度によって変わるけどどこで撮影すればいいか。そのときに声がけは?
など直射日光で撮影をする上でまずいろんな疑問を持ってみんなで話しながら自分がイメージするものを固めて行きました。
その中で自分が撮ってみたい写真というのも出てきてモノクロの写真を撮ってみたり子供にポーズをやってもらい決めきめの写真も撮ってみたりしました。
その時にちょうどみんなでみたアンリカルティエブレッソンの言葉がすごく響いて、直射日光の主題の写真を撮影するときに私がイメージしたものと子供のリアクションを合わせて表現できないかと思いました。
子供が瞬間で見せてくれるもの、そこに必要な声がけなど。
自然光がいっぱい入ってくる窓側に座ってもらい窓側を見てもらいました。
光側にどんどん顔を向けてもらったときに出てきた彼の表情を切り取りました。
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