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私と家族写真

投稿日:2017/1/31

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私は家族写真を撮る時にどんなことを考えているのであろうか。
そうふと思ったときに私は家族に関わるキーワードを考えていった。
 
  幸せ  絆   愛 毎日一緒  共に歩む

 成長   大切な存在  共有       思い出

 
ぱっと思い浮かんだものはこれくらいだろうか。
 
学生時代、教授に私はこんな言葉をかけられたことがある。「お前がさ、思っていることはお前がつくってきたものなんだよ」と、人は自分の目で見たきた光景しか知らず聞いた話だけで考えは構成されにくいんだと。学校で生徒に対して講義を経験させていただいたことである。その時の教授にいわれたことが、結局自分という人間がとらえた範囲でしかパフォーマンスは出来ないそれが知識の限界であり、経験の限界地点であるということ。それこそ今の自分自身の現れとなります。大勢を前にして話すということの責任や60分という時間をどう使うのか、あの頃は必死に考えました。壇上にあがるまでの間の1週間はそれしか考えていないくらいにいました。個人的には盛り上がったのではないかと思いますが教授から言わせるとそれは夏休みの前日に終わらせた宿題と一緒だと。。。講義をどうとらえているのかがまるっきり現れていたんじゃないのかと。。。

なぜ家族写真の話をするのにこの話を思い出したのかということ。それは、私が思う家族写真は「幸せ」や「絆」といったキーワードがあり、それを残そうという行動に私の思考はなるからです。これが私のとらえる家族写真であり、無意識にとらえようとしている家族の姿なんだと思います。
無意識の意識こそ私そのものなのだから。
ゆえに私は家族を上記のキーワードとともに捉え、家族写真をそう表現するのだと思います。
私の経験上のとらえたものなのだから。

 私はこの写真を逆光でとることによってより表現できると思い選択しました。まず、配置について話さなければなりません。私に背を向けるようにベンチに座ってもらいました。その理由として親の横顔を綺麗に映したかったということと子供の顔がより見えやすくさせるためです。そしてこの配置こそが逆光を活かせるのです。輪郭が出やすいように、そして逆光は平等に明るくし、背景が明るい印象にすることによってよりテーマに近いイメージとなります。


この家族写真を通して家族の幸せを感じとっていただけたら嬉しいと思います。そのため今回のお子様の顔全体が見えるように限界まで近づいた私の距離とこの家族の距離になるかと思います。それがこのトリミングの意味です。

家族写真をこういった形でとらえることとは、ほかのテーマや表現したいものというものがあった場合にそういったことがまず私の中ですでに構築されているということです。どう私自身が整理するかが表現の第一歩なのではないでしょうか。

Photo By Chiba Coodi By Tanaka

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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