「～らしさ」とは、何によってつくられるものなのか考えてみた。

服装なのか、言動なのか…考えみたが、それらは私たち第三者が世の中にある固定概念というフィルターをとおしてみたものだから、いくら考えても本当のらしさを特定する事は出来ないものだと思う。だとすると、本当のらしさは、永遠にみつからないでは無いかと思うだろう。

よく、ありのままを撮影とか自然体をという言葉を聞くが、私は写真を通してはそれは表現出来ないと思っている。何故ならカメラ越しに視た時点で、既に別モノになっているからだ。

じゃあ、カメラ越しに何を写すのかとなるが、それはイメージの融合体の一部を切り取るのだと思う。この写真で言えば、被写体の彼女が持つユニセックスならしさの一部と、私が考えるmanishな女性らしさ、コーディネーターの考える被写体へ美、それらが混ざり合ったモノをカメラで切りとっている。だからイメージは無限であり、らしさも無限なのだと思う。

photo byYuko　coordi byShie