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青山店
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白いキャンバスの条件

投稿日:2016/11/1

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Photo by  CHIBA
coordi by  TANAKA

真っ白なホリゾントは言わば不自然である。
そこに1人でカメラを見るのも不自然である。
もちろん本を持っていても、3人、5人でいたとしても不自然には変わらない。

ここは非日常代表である。

そこにどんな色をつけるのか自由で、壮大な場所でもあります。
どこか書道に似ていて、言葉とその表現がイコールでないと成立しないものが書道の楽しみかたと私は思います。
その言葉とは写真でいう被写体『人』です。
その真っ白な場所が表現の全てです。
"0"の場所です。


スタジオ内であればどんな物語も非日常からスタートです。

その非日常を活かすには不自然を自然に見せることや、シンプルにその人を表現すること。そしてこの1枚と同様メッセージ性を作るのも1つの方法です。


この子で言えば
前回の撮影は泣いてしまって機嫌をとるのに時間をたっぷり使ったとおっしゃってました。
その子が今回着替える楽しみと自分を表現する方法を得た状態で来店されたのです。

この写真にタイトルをつけるのであれば『選択と決断』とつけます。


『選択と決断』

選択と決断という言葉を頭において写真を見るとかなりシンプルな写真に見えるはずです。
ごちゃごちゃしてる床は選択と決断をするための可能性の床です。
後ろにあるドレスも選択と決断です。
靴も選択と決断です。
自ら条件を作るように被写体も綺麗になる条件が存在します。

つまり被写体も自ら条件をつくっていくのです。

ドレスを可愛く着たいから選択と決断を繰り返す。


それがこの1枚になります。


そしてそれが白いキャンバスの条件となります。


① 0を1以上にする
全ての原点は価値を創造するところから始まります。
そしてイメージ持ち整理する。イメージを明確にするために私たちは学習を繰り返し撮影を繰り返します。

② 被写体を知る
前回の撮影は泣いてしまったと聞き、今では着替えること、プリンセスになる楽しみを知った。それを聞いたのならばそれを表現したたかった。それが0を1以上にするきっかけです。
そしてその子の成長の物語を描きおろしました。

③ 衣装、小物、姿勢にメッセージ性を成立させる
どんなメッセージ性があった方がいいのか?それは楽しみをそのまま表現すること、ドレスが楽しみであればそれを決める過程がメッセージとなる。
前後の写真でも楽しめる75cutならではの流れも楽しみにさせます。

④ 私の感じた画角でシャッターを押す
シャッターを押す前の条件には光が関係してきます。今回のイメージはそもそも彼女の成長を勝手にストーリー構成し条件を揃えました。それは夢にもならない夢の様なものだ。だから逆光で背景が消えるくらい絞り、感度を上げました。
そして見た彼女の夢を捉えました。

インテリアであるための条件はホリゾントにも存在し同等の場所になります。

それが何なのか?何であるのか?

それが、私の過程であり私の感受性になります。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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