@ Lifestudio Yokohama Aoba

Photo Takuma Oto
coordi ayaka Imano

青葉店の4月の写真主題は引き写真でした。
「写真を撮るにあたって、写真の構成要素を考えてみようね。」
と店舗のスタッフに伝えていました。

インテリア、衣装、小物、被写体、前ボケ ….

写真を構成するための要素は沢山あります。
引き写真の場合、要素が増えていくからより一層整理が必要。
引き写真でなくてもカメラマンは写真を撮る上で構成要素を整理していかなければなりません。

この写真の構成要素を考えてみます。

インテリア→ガーデンのエリア
被写体  →11歳の少女
衣装  →ホワイトのナチュラルテイストなワンピース
小物 →お花

写真において統一感はとても大事です。
ガーデンエリアに合わせてコーディネーターが衣装を組んでくれました。
小物はガーデンというコンセプトに合わせてお花を使います。
全体的にふわっと白く淡すぎてしまうので、お花の色は明るめの黄色やピンクを選びました。

被写体には帽子を被ってもらいあえて目を隠しています。
写真に曖昧さがうまれてイメージカットの要素が付与されます。
被写体の反対側、視線の先であろう場所に副主体であるお花を置くことによって写真が安定し、ストーリー性が生まれました。

最後は被写体の表情。
目元は隠れていますが、コーディネーターが声をかけて口元が緩んだ瞬間、シャッターを切りました。
口元の緩んでいない、真顔の写真だったら全然違った写真になっていたのではないでしょうか？

写真の構成要素が整理された写真になったと思います。

普段何気なく撮影している写真も、一つ一つの要素や意味を考えながら、それらを整理していくと写真の完成度が上がっていきます。
これからも一枚の写真を深く考える習慣を持っていきたいと思います。