coordi by Narumi tera

photo＆Write by Tatsuhito goto

 

今回、フォトジェニックのテーマは「baby」。

正直かなり悩みました。

画角を整理して綺麗に撮る。

私が得意だと思っていたことです。

でもそれだけではダメでした。

綺麗な写真ではあるがフォトジェニックな写真ではない。

では赤ちゃん写真においてのフォトジェニックとはなんなのか。

個人的に考え、画角が整理されているのは当たり前で、その中で赤ちゃんが生きている写真なのではないかと考えました。

所沢店ではよく、【プンクトゥム】と【ストゥディウム】の話がでます。

自分の写真はよく、プンクトゥムがないと意見を貰うことが多かったです。

悪い癖で画角やインテリアを見るばかりに人が置いてけぼりになってしまい、結果としてプンクトゥムがないただ綺麗な画角だけの写真になってしまっていました。

この子だから、この子じゃなきゃ撮れない、この子が生きている写真を撮れるようにならなければいけない。

これに気づかせてくれたのが所沢店のみんなでした。

自分の原本をみんなに見てもらい、アドバイスをもらいそれを意識して撮影をする。これの繰り返しにより生まれたのが今回の写真です。

光は逆光でこの子の可愛い仕草をふんわり表現。

画角に関しては今回特に意識はしていませんでした。

この子の自然で可愛い仕草を狙っていたので、画角よりもこの子の一挙手一投足をいつも以上に集中してみていました。

まるで、カメラマンデビューした頃のような感覚でした。

前は意識して見れていたのに、いつの間にか置いてけぼりになってしまっていた部分。

今回の取り組みで気づくことが出来てよかったです。

気づかせてくれたみんなとても感謝しています。