まだ昭和感が残る我が家は、夕飯は父が帰って来てからみんなで食卓を囲むスタイルでした。

私が小さい頃は祖父母も健在で、最大7名で大きな食卓を囲んで食べていました。

特産のカニが並べば父から食べ方を教えてもらったり、おじいちゃんからお相撲の話を聞いたり、姉には家庭科で作ったというミルクセーキを飲ませてもらったり。

食事と一緒に思い出される思い出がいくつもあります。

 

 

 

 

「食べるということ」

・生命維持に必要な栄養素の摂取すること
・人と人との関わりを生み出すこと

 

どちらも大切なことなのですが、栄養だけ取れればいいという食はなんだか寂しいと感じます。思い出と共に、いつもの食事がもっと味わい深く、もっと楽しくなるように。誰かと一緒に「食べる」ことで会話が生まれ、心を満たし、食事の時間が充実したものになるでしょう。食べることは、人間が心身ともに健康に生きていく上でとても大切な行為だと思います。

 

 

 

食にとても興味がある彼女は、これまでに見たことがないくらい食べることを楽しんでいました。

大切そうにケーキを触り、口にそのまま運び、詰め込み、最終的にはケーキ良いでしょ♡と言わんばかりの表情でこちらを見てました。

そんな彼女の姿を見て、襟を正される思いでした。

テレビや携帯を見ながら食べていた最近の私。

食べること自体楽しいという事を忘れていました。

 

これからも、色んな思い出と共に、食べることを楽しんでいって欲しいなぁ。

 

 

 

 

 

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