Photo.Writing.nonchan　Coordi.aochan

冬のひかりは、とてもやさしい。
この子のほっぺにそっとふれて、世界をあたたかく包みこんでくれる。
いちごをぎゅっとにぎる、小さな手。
何も知らないその瞳に映るのは、すべてがはじめての光。

うしろから差しこむ柔らかな光が、女の子の輪郭をやさしくなぞり、
写真全体に、ぬくもりと幻想的なやさしさを広げてくれる。

カメラは、その愛おしい一瞬をそっとすくいとる。
やわらかな光とともに映し出された、瞬間の切り取り。

それは、もう二度と戻らない、「いま」という名の宝物。