店舗フォトジェニック集
Photogenic
ふりむき
投稿日:2026/7/30
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"子どもを小さく写す"ことが目的ではなく、空間の中にいる小さな存在だからこそ感じられる可愛さを表現したいと思い、この一枚を撮影しました。
この写真を撮った理由
ミルクバスの撮影では、お風呂に入っている様子を寄りで撮ることが多いですが、
「この空間だからこそ撮れる引き写真はないかな?」
と思い、この構図に挑戦しました。
遊んでいる後ろ姿を撮影したあと、不意にこちらを振り向いてくれた瞬間です。
この振り向き方が本当に可愛くて、首がまだ短く、肩ごと振り返る赤ちゃん特有の動き。
今しか見られないこの仕草を、空間ごと残したいと思いました。
また、写真を見ただけで
「これからミルクバスに入るんだな。」
と、その後のストーリーまで想像できる一枚になったと思っています。
引き写真だからこそ意識したこと
今回一番意識したのは、
「子どもの小ささを空間で表現すること」。
そのために背景や小物の配置を細かく考えました。
被写体の近くにくるみや松ぼっくりを配置し、お月様も大きく写すことで、子どものサイズ感をより感じられるようにしています。
また、背景のお花は左側にボリュームが集まりやすかったため、右側にも小物を配置して画面全体の重心を整えました。
引き写真は被写体だけでは成立せず、背景や小物一つひとつが写真を作る要素になることを改めて感じました。
さらに右前に椅子とくるみを入れることで、自然と視線が子どもへ流れるよう意識しています。
光について
この部屋は右側・左側の両方から逆光が入る空間です。
今回は右側の自然光だけでは被写体への光量が足りなかったため、左側からライトを追加しました。
ただし、直接当ててしまうと光が硬くなってしまうため、ライトにはディフューザーを付け、さらに壁にバウンス。
壁から返ってきた柔らかい光だけを使うことで、自然光の雰囲気を崩さず、子どもの肌を優しく包む光を作りました。
振り返り
今回改めて感じたのは、
「可愛い仕草を、もっと可愛く見せるために引き写真がある。」
ということです。
寄れば表情は伝わります。
でも引くことで、
この子がどれくらい小さいのか。
どんな空間で遊んでいたのか。
どんな時間が流れていたのか。
そこまで写真に残すことができました。
そして何より、この肩ごと振り返る赤ちゃんらしい仕草。
この一瞬は今しか見られないからこそ、この空間ごと写真に残せたことが一番良かったと思います。
最後に一つだけ、この写真で一番刺さったポイントを言語化すると、
「小さいから可愛い」ではなく、"小さい世界にいる小さな姿"を写したかった。
photo&write:Nana Tokumasu
codi: Natsumi Nagai
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