Photogenic
代々木店
幕が上がる
投稿日:2019/11/7
3024 12
LIFESTUDIO YOYOGI PHOTO
Photo&Write:Ueda, Coordi:Nukui
写真館で写真を撮る意味を考える。
特別な記念や成長の記録・・・。
私たちの毎日は誰かにとっての特別。
そんなに大それた理由がないとしても
幸せな今を残すことは大切なことだ。
はじまりがあっておわりがあって、
その間は長いようであっという間で、
近いからこそ遠くなることもあるだろう。
写真館は大切な存在を再発見する場所。
そんな場所であったら良いなと思う。
知らぬ間に過ぎていったものを
いつの間にか変わっていた何かを
そしてそれでも変わらない何かを
確認できる場所であったら良いなと思う。
私に与えられた時間はほんのわずか。
そんなわずかな時間で誰かのこれまでを
1枚の写真に表せるほど私は優れていない。
でもその中で分かったこと感じたことを
少しでも写真に表せたら良いなと思う。
その人らしさなのかいつもと違った姿なのか。
そのどちらにも写真館で写真を撮る意味がある。
黄昏どき
日が沈み、夜の帳があたりを覆い始める。
赤い太陽の光と藍色の空が目に美しい。
代々木店のインテリアも様子が変わるとき。
昼間の暖かな光が合うインテリアがあれば、
夜の落ち着いた雰囲気が合うインテリアもある。
白熱電球とシャンデリアに明かりを灯し、
静けさの中にたたずむ彼女の美しさを
インテリアの中に浮かび上がらせる。
伏目がちな目線はどこかミステリアスで、
少し上がった右肩とひねりの加わった体のラインが
彼女の女性としての美しさをより強調する。
光と影のコントラストは画面を引き締め、
ここが日常の一場面であることを忘れさせる。
壁にかけた帽子も並べてある靴達も
そこに写ったもの全てが物語の脇役で、
まるで彼女が舞台で主役を演じているような、
そんな雰囲気の中で写真を撮ってみた。
そこにはどんなあなたが写しだされるだろうか。
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