春は素敵を連れてきてくれる。

彼女もその素敵のひとり。

ぽかぽかの春の陽気のようにほっこりと可愛らしく、

あたたかな春の陽射しのように純粋でにこやかな彼女は、

春を喜び、春にトキメキ、春に溶け込むような、

そんな素敵な女の子でした。

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コーディネーターとして…

いくつかの衣装の中から「１番のオススメはどれですか？」とママさんからの質問に、私は「これが(彼女に)似合うと思います」とお伝えしました。
会った時から彼女の愛嬌のある笑顔と、恥ずかしそうにしながらも嬉しそうな姿、印象的なパッツン前髪と長くて艶のある黒髪に、女の子らしくもあり、どこか活発でボーイッシュな感じもイメージできました。
そして女の子らしさをもたせるトップスに、サスペンダー付きのジーンズを合わせ、提案しました。
そして悩みながらも「１着はお姉さんのオススメにしよう」と決めて下さったご家族。

とても天気の良い１日で、初夏を思わせるような温かさと、春を感じる陽射しがとても気持ちよく、代々木店のサンルームに降り注がれていました。
このサンルームで撮ることが決まり、私は彼女の髪を結び、帽子を被せました。
そうしたのには理由があります。
明るさや温かさ、爽やかさや無邪気さなど、様々な要素がサンルームと彼女をリンクさせているように私には感じられ、そのままでは重みを感じる髪の毛を、無邪気な子どもらしいツインテールに、そして明るく爽やかな印象を麦わら帽子で近づけ、手には春らしいお花を持ってもらいました。

春の陽射しと彼女が、私にインスピレーションを湧かせてくれました。
ありがとう。



photo by Maruyama
coordi ＆ essay by Yu