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投稿日:2017/7/30

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私には4つ年の離れた弟がいる。小さい頃はよく一緒に遊んでいたと思う。
正直なところ、その頃の記憶はあまり残っておらず、それを補完してくれる記録もない。
でも写真の彼らを見ていると、私も昔こんな風に弟と遊んでいたのかなと思えたりする。

写真の彼らは2つ違いで、最初に出会ったときは、兄弟というより友達に見えた。
お互いのことを「よっ、イケメン!」と褒めあうほど仲の良い2人で、
1人でいる時よりも2人でいる時の方が、お互い楽しそうで笑顔もよく見れたと感じる。

2つ違えば友達で、4つ違えば兄弟なのかと、半ば冗談で思ったりもしたものだが、
そんな彼らの間にも兄弟だからこそ生まれるのであろう感情や関係といったものが発見できた。

兄は2つしか違わないのに何故か落ち着いていて大人でカッコいい存在に見えるようである。
弟君は兄を慕っていると同時に、そんな彼に追いつけ追い越せと、
隠し切れない、それは強い感情を顕わにしていた。

だから勝負事となれば本気になる。負けたくない。何としても勝ちたい。
2年という差は大人になればどうってことないが、幼い頃は、階段10階分は言い過ぎかもしれないが、
たぶんそれくらい大きな壁の様に感じてしまう気がする。

そして、そんな弟の心情を知ってか知らずか、
ほんの少し手加減してあげる兄の優しさを目の当たりにして、私は素直に感心していた。

兄に追いつこうとする弟と、そんな弟の心情を汲み取ってあげる兄。
そんな彼らだから、その関係は親友であり兄弟でもあり、その姿を見た私は感じるものがあったのだろう。
彼らの姿を通してまた私自身のことを省みる。子供に教えられることって、きっと沢山ある。

私もこのお兄ちゃんを見習って、せめてちょっとの間は弟のことでガミガミ言わず、
そっと見守ってあげれるようにしていきたいなと思った。

 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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