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代々木店
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Photo 68

投稿日:2017/7/28

2031 1

「たどりついた1枚」
 
Coordinate and Write:Yu
Photo : Tomiki
 
4才の兄と1才の妹。
妹のことはもちろん好きだけど、自分のペースで遊びたい欲求はそれに勝る兄。
兄のことはもちろん好きだけど、まだまだ自分のペースで動くのがやっとな妹。
 
コンディションも状況も悪くない。でもなかなか2人のペースが合わない2ショット撮影。
特段難しい撮影というわけではなかったけれど、それが余計にもっと何かすれば…と思わせ、もっと良い方法があるのではないかと感じていた。
場所を移動し、ホリゾントでの撮影。
やっぱり微妙にタイミングが合わない兄妹を見て私は「(妹の)真似っこゲームしよう!」
そう切り出していた。
どうしてそう切り出したのか、それはその時、ふとSooさんとの撮影を思い出したからだ。
 
そして2人は同じ動きを楽しむようになり、2ショットもとても可愛らしく楽しく撮影が出来た。
妹を見ながら、そのペースに合わせ懸命に動きを真似る兄。
隣の兄に安心感を抱きながら、時々動きを変えてみせる妹。
 
ハイハイから突然の寝そべり。
そうやって妹は兄を翻弄してみせる。
2ショットの時は妹とカメラの間を遮るように兄が寝転び、写真には残せなかった。
でもそれ以外に色々と素敵な場面が残せたから良かった。撮影ではよくあること。
その時はただそう思っていた。
 
続いて家族写真の撮影。
場所は変わらずホリゾントから。
先ほどの撮影で、妹はハイハイが楽しく動き回りたくなったのか、何度もパパやママの元から抜け出し、笑顔のハイハイでカメラに向かってくる。
そんな妹をパパママの元へ戻す。
それを何回か繰り返したとき、急に妹を真似て兄も出てきたのだ。
そしてちょうど良い場所で、妹はニコニコしながら床に寝そべって兄の方を見た。
そして兄はそんな妹を笑顔で見ながら、今度はちょうど妹と対称になるように真似てみせたのだ。
 
それを本当に楽しんで見つめるパパママ。
言うまでもなくカメラマンのTomikiはシャッターをきる。
ここに行き着くためにこの撮影はあったのだと思える光景だった。
 
分類中。
バックヤードにて、思わず「これ良かったよね!」と声を掛けた。
Tomikiは、パパとママが本当に良い顔をしていたと言った。
私は子どもたちが可愛くて仕方がなかったと言った。
 
モニターでもこの写真が出た瞬間、最高潮に盛り上がった。
そして私も“やっぱりいいな~この写真”と心の中でつぶやいた。
でもそれだけでは足りなくて、この想いをどうしても伝えたくて、モニター後にこの写真を改めて大きく広げて見せ「私もこの写真大好きです!」とご家族に伝えていた。
ママさんも「兄妹ってこうやってリンクするんですね!」と兄妹2人がいることに喜びを感じて下さっていた。
翌日、出勤したSooさんたちにもこの話をし、仕舞いにはご家族写真は掲載NGだったご家族に連絡して載せる許可も得た。
それくらい私にとって本当に素敵な1枚になったと言えるものだった。
ご家族と、カメラマン、コーディネーター、そしてそこにいないスタッフとの日々の撮影までも、この1枚に繋がっていたと思える撮影。
それがやっとTomikiと出来たということも喜ばしかった。
 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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