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代々木店
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Photo57 (大地へと・・・)

投稿日:2017/3/8

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「目は口ほどに物を言う」ということわざがありますが、足という存在にも同じことが言えます。

 わたしは靴をなかなか捨てることが出来ません。お金がないから新しい靴が買えないとかではなく、なかなか足になじむ靴が見つけられず
更には多くの時間を共に共有する相棒を手放すことが心苦しくなるのです。
 そのような理由から僕はボロボロの靴をよく履き続けています。
ボロボロの具合も自分自身が恥ずかしさを感じる程だったりします。

 一流のホテルマンは、お客様の靴を見ただけでその人が、
どんな人なのか知ることが出来るといいます。
 それは特別なスキルかもしれませんが、
足を見るとその人が運動が好きな人なのか、
文系的な趣味が好きなのかは薄々することが出来ます。

そのような意味で「足」は人生を語ります、人の人生が蓄積された美しき生の証だといえるのです。

小さな赤ちゃんの足は、まだ「足」に蓄積された証が多くはありません。
ある意味何にも染まらない美しい存在だということが出来、だからこそ美しい。

この写真は光を意識しています。
全体が光で露出差が出過ぎないように光を満遍なく被写体に当てています。また写真右手に来る光の強さにより被写体の陰影を濃密に残す働きをしています。

足以外の身体をぼかしたのは、足を強調させるためであります。
そのためにはカメラの設定の絞りの数値を少なくし被写体深度を調整する必要があります。

そして白黒の表現は、被写体の陰影を残しシルエットが印象的になるように計算しています。カラーであると足への印象・視線誘導が曖昧になる可能性があるからです。更に白黒にしたことにより足の質感がぐっと強まります。
 
この足がどんな足になっていくのか、
どんな大地を踏みしめるのか。
人生というものの美しさを感じさせられる君の足。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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