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横浜青葉店
写真分析「現状維持は後退」
投稿日:2023/6/5
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@Yokohama Aoba
Photo Takuma Oto
Coordi Ayaka Imano
70-200 145mm
1/640 F2.8 ISO800
同じスタジオで毎日撮影しているとどうしてもいつも同じような写真になってしまいがちです。
ある程度綺麗な写真を撮れればそれでいいのか?答えはノーです。
同じスタジオの同じ環境でも、色々試して探して、場所を見つけて。そうしてライフスタジオの写真が出来てきたんだと過去の写真や今撮られている写真をみて凄く感じました。
写真の子は7歳の七五三のご記念で青葉店に来てくれました。
青葉店に来るのは2回目で前回は三歳の七五三の時。4年ぶりにスタジオに来た彼女は最初はとっても緊張していて真面目な子でした。
ヘアメイクと着付けのお仕度をしてくれるあやちゃんが彼女の緊張を少しずつほどいていってくれました。
こちらの問いかけにこたえてくれつつ慣れない着物を着て程よい緊張感の彼女。
おおりこうさんな彼女なら少しいつもと違うところでも撮影できると思って、少しチャレンジをしてみました。
この日はとてもいい天気の日でした。
この撮影は最終枠の夕方16時前くらい。
太陽が西に傾いてオレンジがかったあたたかい光が空から差しこんでいました。
普段なら廊下やホリゾントで撮影するところを、スタジオの外に出て撮影してみることにしました。
室内では屋根もあり壁もあり、窓から差し込む光がどこに当たっているか、どこまで伸びているかがわかりやすいのですが、屋外だと遮るものがありません。
そのため外で撮影をするときは、室内で撮影するよりも光をよく見る必要があります。
どこから光がきているか、被写体に当たる光はどうか?背景に光は当たっているか?を見ます。
・光はどこから?被写体に当たる光は?
上にも書いた通り、西から夕陽が差し込んでいました、光に対して少し斜め後ろくらいを向いてもらい、被写体に当たる光は傘を使って少し遮ります。
・背景の光は?
青葉店の駐車場の後ろにはお隣さんの家の木が生えています。
葉っぱは光が当たっていないと黒く落ちてしまいますので、しっかりと光が当たっているところを見つけます。
野外撮影で光を見ずに撮影をしてしまうと、明暗差のないただのスナップ写真になってしまうことが良くありますが、今回は写真の中に明暗差を作ることが出来ました。
画面上に余白を開け、背景の葉っぱを望遠レンズで圧縮しキラキラさせ、彼女にも上を向いてもらいました。
彼女のはかなげな表情と緊張感と、大人っぽさとこどもっぽさと。この時の彼女にぴったりな雰囲気の写真になったと思います。
「現状維持は後退の始まり」という言葉があります。
インテリアが変わって一年半。今のインテリアでの撮影が安定してきたと思いますが、安定から抜け出してチャレンジをしないと後退することになってしまいます。
いろんな場所で撮影したり、いろんな光で撮ったり、角度を変えたりして、これからもチャレンジしていきたいと思います。
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