@Yokohama Aoba

 

Photo Takuma Oto

coordi Nana Tokumasu

 

 

 

日常の何気ない瞬間を美しく表現したい。

ライフスタジオでカメラを握っていて、いつも思っていることです。

毎日使っているスタジオで写真をマンネリ化させないように、他の店舗の写真を見たり、過去のフォトジェニックや他店舗の写真分析をよんだりして頭の中の引き出しにしまっておいて、そこからイメージを引っ張り出してチャレンジすることを心がけています。

 

今回の写真の子は1歳の赤ちゃん。

子どもたちの1年間は本当にすごくて、大人の1年とは比べ物にならないくらい成長していきます。

生まれたてほやほやで泣くことしか出来なかった子が、自分の意志を持って色々遊んだり、怒ったり、歩けるようになったり、、。

たくさんのことが出来るようになります。

ただまだまだ自分のことを自分でできなくって、ご飯が口の周りにベッタリついてたり、おもちゃがグチャグチャになっちゃったり、そんな所も赤ちゃんの愛おしさ、魅力の一つかなと感じています。

 

お持ち込みのスマッシュケーキをなんだこれは？と興味津々な彼女、自分からは食べ始めません。

ママに食べさせてもらって美味しいことに気づいて、ようやく自分から少しずつ食べ始めました。

 

一生懸命食べてる彼女を見て表現したくなったポイントは4つ。

 

・ふくふくほっぺ

・口の周りのケーキ

・真剣な表情の口

・自分で食べようとしている様子

 

この4つを表現するために思いついたイメージは、あかねさんが撮影されたゆいちゃんの写真。

最初唯ちゃんの原本を見た時、顔を映さずに彼女のしぐさや日常をイメージカットで表現する写真たちに衝撃を受けました。

 

彼女の仕草だけを切りとったこの写真。

顔を思いきってトリミングしました。痛々しくならないように前ボケでフィルターをかけ、スマッシュケーキと口元が写るようにフレーミング。

自分の写したいものが表現出来たような気がしました。

自分の意図を写真から誰でも感じとれるように、表現の幅を広げていきたいと思います。

 

 

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