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横浜青葉店
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写真分析【つくりこむ】

投稿日:2022/10/31

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Photo Takuma Oto

Coordi Hazuki Nozawa

 

@Yokohama Aoba

 

1/125 F2.8 ISO1600 200mm

 

今までのライフスタジオの写真のイメージは、「自然光で半逆光もしくは逆光のふんわりとした写真」。

僕もそういうイメージの写真が大好きで、たくさん撮影しています。

しかし、そんな感じの写真を撮影するスタジオはたくさんあります。

他の写真館との違いを出すべく、今のライフスタジオは新しい写真、インテリアを目指す方向に向かっています。

 

横浜青葉店は今年の一月にインテリア工事を行いました。2階のインテリアは明るくて白を基調としたアースカラーのインテリアからエリアごとにコンセプトが決まった新しいインテリアへ変わりました。

インテリアのコンセプトがはっきりと決まっている為今まで以上にコンセプトに合わせた衣装、小物、ライティングなど様々な要素を考えながら撮影することになりました。

今までライティングや小物を全く考えていなかったわけではないのですが、想像以上に苦戦しました。

 

今回の写真の子に会うのは2回目で、6歳の弟がいるしっかりとしたお姉ちゃんという印象がありました。

弟くんは結構元気な子で、きょうだい写真と家族写真は明るく元気な印象で撮影をしたので一人の写真では大人っぽい写真も残してあげたいと思っていました。

 

 

この写真を撮影したのはベットのエリア。

暗い色味のシックな雰囲気のインテリアです。

彼女が選んでくれた衣装がレザージャケットのモノトーンコーデだったのでベットのエリアで撮影することを決めていました。

ジャケットを着て立ってもらい、全身のコーディネートが見えるように撮影した後、ベットに寝っ転がってもらいました。

 

この写真のコンセプトは「ベットサイドの読書の時間」です。

 

部屋の明かりを消してテーブルライトの光だけで読書をする少女。

そんなストーリーをこの写真に持たせようと考えていました。

ベットで寝っ転がって本を読んでいるのにジャケットを着ているのは不自然かなと思い、ジャケットは脱いでもらいました。

 

オレンジライトで撮影するときに環境光があるとミックス光になってしまい、色味がおかしくなってしまいます。

その為窓に布団をかぶせて環境光が全くない状態にして、ベットに置いたテーブルライトのみの光で撮影しました。

アッパーライトにならないように顔を照らせるように、顔の向きを細かく調節してもらいました(ありがとう!)

 

被写体への光の当たり方は順光。

鼻筋の陰影などがないため、小物や前ボケなどで写真の奥行き感を出します。

カメラの位置をなるべく低くして手前の布団をぼかすことによって写真の立体感を出しました。

暗い色のカメラ、明るい色味のランプ、本をバランスよく配置して二分割構図でフレーミングしたため、バランスをよくすることが出来たと思います。

 

光や小物を作りこみ、ストーリー性のある写真になりました。

 

 

お客さんはなぜライフスタジオに来てくれているのか、他の写真館との違いは何か。

全体会議などでたくさん話をしてきました。

 

インテリア、写真、スタッフ、いろいろな要素があります。

 

その中で絶対に負けたくないと個人的に思っている事は二つ。

スタッフ力と写真一枚にかける想いです。

 

スタジオに来てくれたご家族、子どもたちに寄り添って撮影をしていくこと。

その子にしかない魅力を85枚の中で表現していくこと。

 

今までのライフスタジオらしい写真も残しつつ、もっともっと被写体の魅力を表現するためにコンセプト決め、小物やライティングなどを作りこみ、今まで撮影してこなかったような写真にチャレンジしていきたいとおもっています。

 

 

青葉店も少しずつ進んでいきます。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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