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横浜青葉店
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写真分析 ”Step”

投稿日:2022/6/6

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Photo Takuma Oto

Coordi Inori

 

@Yokohama Aoba

 

カメラマンデビューをして、青葉店の写真担当になりずっと悩んでいました。

お客さんはどんな写真を求めているのか、写真館としてどんな写真を求めているのか、

いい写真ってなんだろう。と。

 

そんな中、ボルボさんがフォトジェニックでこんな言葉を書いてくれていました。

 

「自分の撮りたい写真が顧客の希望を上回る結果を生み出すこと」

 

自分が撮りたい写真で、顧客の希望を上回らなかったら、カメラマンのエゴをお客さんに押し付けてしまうことになります。そんなことは個人のSNSでやるべきことだと思います。

顧客の希望を上回れば、カメラマンのエゴではなくなって、お客さんが満足してくれる。

カメラマンが撮りたいイメージと、被写体のイメージ、それをうまく組み合わせて表現すれば、ライフスタジオの写真として成立する。

そう考えて5月、撮影に望んでいました。

 

 

「仕草を捉えた圧縮の、イメージカット」

ポージングクラウドの課題に取り組んでみて、自分の中でひそかに撮りたいと思っていた写真の中の一つでした。

 

被写体の彼は小学校入学記念で来てくれた男の子。

初めて挨拶をしたとき、とっても大人っぽく会話をしてくれるとってもいい子でした。

お話をしていくうちにどんどんほぐれていく彼、こちらの声掛けになんでも笑ってくれます。

とっても明るい笑顔で笑ってくれる彼のイメージ通り、今回撮影した原本ははほとんど明るい写真でした。

 

ただ、75カットの中の数カットは、彼の大人っぽさを絶対に表現したいと思っていました。

 

 

この写真を撮影したのは最終枠。日が伸びてきてキッチンのエリアには西日のいい光が入ってきていました。

一番光が当たるところに脚立を置いて、彼に座ってもらいました。

コーディネーターのいのっちが、靴に視線を誘導しようと声をかけてくれました。

靴を気にする彼の表情は真剣で、僕のイメージする彼の大人っぽさとぴったりでした。

新横浜店からヘルプに来てくれて、初めて一緒に撮影に入ったのに、僕の撮りたいイメージを汲みとってくれました。いのっち、ありがとう。

 

あとは僕がそれをとらえるだけです。

 

 

光は逆光、適正より少し明るめに露出を設定。

彼が身に着けているアイテムが、落ち着いた色味なので、露出差が生まれ、写真のポイントになりました。

3分割の交点に被写体を配置して、望遠レンズでギュッと圧縮します。

余白には強い光を当てた前ボケを入れて、余分な背景のアイテムを写さないようにします。

 

キッチンのエリアはお花やアイテムがたくさんあり、要素がごちゃごちゃしてしまうので、色彩を無くし、モノクロを選択しました。

ローキーな写真ではないですがモノクロを選択したことにより落ち着いた、大人っぽさを表現をすることが出来たと思います。

 

ポージングクラウドでインプットしたイメージと彼のイメージを自分の中で整理して撮影できた一枚。

露出、フレーミング、ポージング、全部がまとまった一枚になりました。

 

 

結果としてスライドショー中、この写真を見たママはすごく喜んでくれて、「大満足です!」

と仰ってくださいました。

 

「自分の撮りたい写真が、顧客の希望を上回る」

初めての感覚でした。

いままでは商業写真として、問題がない写真、安定した写真を撮影してきましたが、これからはもっともっとチャレンジして顧客の希望を上回る写真を撮影していきたいと思います。

 

 

 

改めて入学おめでとう。また遊びに来てね。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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