Staff BlogYokohama Aoba

Reiri Kuroki
横浜青葉店

黒木玲理

初めましての方も、
お久し振りの方も、
いつもどうもー!の方も
こんにちは。

黒木玲理です。

ライフスタジオ8年目、2019年現在は横浜青葉店に在籍しています!

それぞれのお客様の「想い」にFitした撮影をしたいと思っています。
皆さんが、どんな想いで撮影に来てくださっているのか、色々聞きにいきますので教えてくださいね^^

Blogでは
Butterfly
写真分析
blog そして「はじめまして」は続く。
Let me see… わたしのこと
を主に発信しています。

お気軽にのぞいてみてくださいね。

写真分析 / Rediscovery,

2019/10/5

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Photo&Write by Reiri Kuroki

Coordi by Rina Misawa

 

@tokorozawa

 

 

 

ライフスタジオ所沢店には、何度も行ったことがあります。

 

ライフスタジオの2号店。そういえば、私のいちばん最初の面接も所沢店で行われました。

所沢店の赤い扉を開ける時は、今も少し、ドキドキします。

 

 

勿論、何度も行ったことがあるとは言え、毎日そこで撮影をしている訳ではないので、カメラを持って空間を見渡す時の新鮮さと少しの落ち着かなさは、他店舗ならでは、です。

その新鮮さと落ち着かなさは、いつも同じ空間で撮影を繰り返している撮影者を刺激してくれる、貴重な外的要因でもあります。

慢性的な撮影や固定概念を否定しながらも、毎日の繰り返しの中でいつしかそうなってしまうことへの諦めのような受け入れを、払拭する刺激。

光も、影も、空間も、横浜青葉店とは異なるその場所で、私自身は『いつも通り』、目の前のあなたの為の写真を撮りたい、と思います。

自分の軸は、大切にしていることは、そのままに。

写真は、自由に。好奇心の赴くままに。

 

 

この日、撮影に一緒に入ってくれたのはみっさでした。

彼女と撮影に入るのも初めてで、これもまた刺激的。

私がどんな撮影をするのか、みっさがどんなコーディネートやアシストをしながら子どもたちを動かしていくのか、お互いに未知数なまま、撮影は幕を開けました。

被写体である5歳の男の子は、初めてライフスタジオに来てくれて、照れながらも凛々しい着物姿をびしっと決めてくれました。

かと思えば、着物を脱げば無邪気であどけない表情もたくさん見せてくれます。

恐らく、基本的にはとても『上手な子』と撮影者が思ってしまう彼なのです。

その上手さに任せて進みそうなところを、せっかくだからもう一歩、こちらから踏み込んでみたいなぁと思いながら、3シーン目の撮影に向かいました。

部屋に入ると、そこでは少しクラシカルな装いの彼とみっさが話し込んでいました。笑

テーブルの上には黒電話や本が置かれていて、『探偵事務所の1シーン』という設定でストーリーが始まります。

いなくなった子猫を探して欲しい、というみっさの依頼の電話を受けて、虫眼鏡を手に彼は探偵になりきってくれました。

 

撮影の終盤となる3シーン目で、彼の集中力を繋いでくれたのは、みっさからのワクワクするような遊びの提案、でした。

この時彼は、写真の為にポーズを付けたり目線を向かせられたりはしていなくて、ただ遊びの中で『子猫』を探す為に梯子を登ったり、窓の外を見てみたり、鳴き声のするカメラの奥を覗き込んだり、してくれただけでした。

こういう時に、カメラマンは、写真の為に遊びを阻害するような無粋な声掛けをするべきではないでしょう(写真が撮れない程破綻している遊びならともかく。笑)

私は、ふたりの遊びを見守りながら、必要なところで必要な役を演じて遊びに混ざるくらいです。

カメラの奥から子猫の声がするよ!という一言に、説得力と臨場感をもたらしたのは、そういう遊びの中だったからこそ、です。

そして、カメラの方に目線を向けてくれた彼のその瞳を印象的に捉えたくて、構えた位置からもう少しだけ、寄りました。

ガラスを一枚隔てて、それでもいちばん近くまで。この僅かに寄った分の、そのフレーミングが、カチリとハマった感じがしました。

何度も来ていて、撮影もしていて、それでも日常化はしていない。ちょっと落ち着かないこの空間で、私自身が『いつも通り』の自分の軸を起点とした意図で、彼を表現する為に踏み込んだ、本当に僅かな接近。

この、距離感。

 

ほんの少しだけ、所沢店で感じた手応えでした。

いつだって、欲しいのはごく僅かな変化なのです。あと少しだけ、あとほんの少しだけ寄りたいとか引きたいとか、待ちたいとか、そういう『あと少しだけ』が、写真を変えます。

その些細な挑戦をさせてくれた彼と、彼の集中力や楽しさを繋げ続けてくれたみっさに、感謝しています。

 

この日から、私の写真はまた少しだけ、変わりました。

日常化はしていない所沢店での、ほんの少しの手応えは、慣れ親しんだ横浜青葉店でも私の目線を少し、変えます。

いつもと違う空間、という外的要因がもたらす刺激。変化の過程にある今は、逆に不安定でもありますが(笑) 

あともう少しだけ、を、またひとつ技術として身に付けられた時には、撮影者としてほんの少しだけ、レベルアップができるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

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