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横浜青葉店
写真分析「形に残す」
投稿日:2019/5/28
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自分が残したい写真はどんな写真だろう。
明確な答えはいつもなかなか出ません。
例えば、自分の写真は誰のためにとっているのか、とか、
写真で誰に何を伝えたいのか…とか。
写真は、その時、その場にあるものを形に残すものです。
当然のことですが、ないものをうつすことはできません。
自分の目で見て、感じたものをしっかりと形に残したいと思っています。
それは目の前に見えているものだけではなくて、
雰囲気だったり、温度だったり、感情だったり…
自分がそこにあると思うものを残すことができるように写真を撮っています。
*
写真に写るご家族は、とても暖かなご家族でした。
明るくて、愛情深いパパママと1歳のお誕生日を迎えたばかりの彼。
好奇心旺盛でスタジオの中をあっちこっちと動き回る彼を追いかけながら撮影をしていました。
3シーン目までご機嫌でスタジオを動き回っていた彼が、撮影の終盤、えーんと声をあげました。
たくさん遊んで、動き回った3シーン目。当然疲れも出てくるタイミングです。
全身を使って、全力で涙を流す彼の姿も写真に収めながら、
こういうとき、自分がどういう選択をとるべきなのか、というのはいつも迷います。
彼の状態を考えて、涙を流して泣いているこのタイミングで、撮影を終えることもできますが、
ですがこの時の自分にはもう少し、違う彼の姿を見てからこの撮影を終えたいという気持ちがありました。
泣いている彼を落ち着かせるため、一度ママに抱っこをお願いすると、
彼の涙はピタッと止まり、安心したように笑顔を見せてくれました。
ですが、ママの抱っこから少しでも離れるとまたとめどなく涙が溢れてきます。
そうして、抱っこしてもらうと、やはりピタッと涙は止まります。
ならば、最後は家族写真で終わりにしよう。
彼が泣いているときでも、ご機嫌でスタジオ内を動き回っているときでも、
私たちと一緒に撮影をもりあげながら、優しく彼の姿を見守ってくれていました。
そんな優しいママさん、パパさんと、抱っこされて安心する彼の姿を写真に残そう。
初めはママと2人でとっていたところから、
彼が落ち着いてきたタイミングでパパさんにも入っていただいて、
家族3人が寄り添い合う姿をのこすことにしました。
彼自身は一番安心できる体制なのか、ママにぴったりと体をくっつけて抱っこされていたので、
パパさんには彼と、彼を抱っこするママを包み込んでもらいます。
パパママには、カメラ目線ではなく、彼を見てもらうことにしました。
子供に目線を送り、声をかけてもらうことで、パパさんママさんからは自然な笑顔を見ることができました。
このご家族の雰囲気を大切にしたかったので、
私自身は前ボケの後ろに隠れて望遠レンズを構え、静かにシャッターを切るタイミングを待っていました。
3人がぴったりと寄り添いあう姿からは、このご家族の暖かで優しい雰囲気が感じられるのではないかと思います。
*
まだ自分の中に明確な「こういう写真を残したい」という言葉にする方法は見つかっていませんが、
その家族、その子だけにある、その場その場の姿を、
しっかりと形に残すことのできるカメラマンでありたいと思います。
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