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写真分析「視線の先に」

投稿日:2019/1/30

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Photo&Write by Misaki Nakagawa 

Cordi by Kaori Kobayashi

 

今月の個人課題は逆光でした。

イメージを持って撮影することが重要な逆光撮影ですが、自分の中で逆光での写真のイメージがないからか適切な露出をとることができないなどの課題があったことが理由です。

 

 

被写体の男の子は、正直、あまり写真に乗り気ではありませんでした。

10歳という年齢の男の子にはよくある事かもしれません。

ちょっと話すと、ものすごく緊張しいで、恥ずかしがり屋な性格であることもわかりました。

彼の一人の撮影の前には妹ちゃんの着物の撮影もあり、撮影前までで彼の待ち時間はおよそ2時間。既に待っているだけで疲れた~というような状態。

それでも妹のいる兄の責任感なのか、親御さんたちの説得の甲斐もあってか、私たちの指示やお願いにはきちんと答えてくれていました。

 

逆光での撮影は最後にしようと思っていました。

見本としている写真と同じ場所で、同じようにポーズをしてもらい、シャッターを切っていきます。

見本の写真とはまるで条件が変わってきます。

写真にあまり乗り気ではない、だけど責任感のある10歳の彼。

カメラはほとんど見てくれません。

でも時折こちらを見る視線からは、何か訴えるものを感じます。

それが「もういい加減にしてくれよ」という視線なのか、それとも何か違う感情なのか、無口でシャイな彼から、明確に受け取ることはできません。

でもその訴えるような視線を残していこうと考えました。

 

はじめは、見本の写真と同じように、ソファーの背もたれに頬杖をついてもらっていました。

でも今の彼の感情を考えて、そのままソファーに突っ伏してもらうことになりました。

そのまま顔まですべて隠してしまう彼に「お願い!」なんてちょっとふざけながら、

カメラを見ると緊張からひきつってしまいやすいので、カメラは見ないまま、ソファーのはじっこを見ててもらうように頼みます。

 

露出は後ろの蛍光灯が飛ぶように明るく。

 

ソファーの背もたれを線として使おうと考え、対角線に伸びる様に設定をしました。

画面の手前のソファーから奥にいる彼まで誘導するような対角線が作り出されます。

撮りたかったのは彼の表情ではなく、視線でした。

何を見ているのか、その視線の先を写真にいれたかったため、カメラ位置も目線がわかるように下から、のぞきこむようなアングルになりました。

それに伴って、彼の後ろには白く、明るい余白の部分が作られることとなりました。

余白をとらずに詰めてしまうこともできるけど、それだと作ろうとした対角線があまり活きなくなってしまうし、視線よりも表情に目がいく写真となります。

(彼のソロのラストカットはカメラ目線で表情のある一枚を残そうと考え、実際そういう写真になりました。)

それならばこの1枚では彼に寄ることはせず、ちょっと距離を作りながら、彼の視線がわかるように撮っていこうとおもい、そのままシャッターを切りました。

 

この写真をみて、こばちゃんからは「余白のとり方が良い」と言ってもらいました。

言われてみてはじめて、そうか…と思った部分でした。

被写体の彼にはとてもよく頑張ってもらいました。

本当にありがとう。

 

 

目標とする1枚を決めていたため(1月:写真主題【逆光】)、

1月中は条件が合う時はできる限り同じ場所で撮影をしようと考えていましたが、結果的にはあまり取り組むことができませんでした。ベイビーの撮影が多かったことも理由にあげられますが、自分自身の取り組みへの姿勢が中途半端だったようにも思います。

逆光写真にはまだまだ課題が残っています。

2月はどんな課題になるかまだ未定ですが、より真摯に取り組んで行ける様に準備をしたいと思います。

 

*saki

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