Staff BlogYokohama Aoba

Kaori Kobayashi
横浜青葉店

小林香織

はじめまして!

小林なので“koba”と呼ばれてます^^
おばちゃんではありません、こばちゃんです^^

出身は愛知県です。

2011-2013.06名古屋・日進店
2013.07-2017.03横浜青葉店
2017.04-2018.03新横浜店
2018.04-・・・横浜青葉店

ほぼ神奈川にいます^^

写真を撮りながら、いつも、未来に届ける写真を撮りたいと思っています。

今だけの姿、空間、繫がり、匂いまでも。

記憶を呼び起こす、写真。

未来でもまた写真を通してたくさんの記憶を呼び起こし、
そして話をしながらまた思い出を作って、家族の時間をつくってほしいと思います。

大切なものが、つながって、届くように。
そんなお手伝いが出来たらと思います。

メガネがトレードマークです!
よろしくお願いします!

ライフスタジオの写真 2019分析 余裕を残す

2019/6/26

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Photo by Kaori Kobayashi

Cordi by Natsuko Takagawa
In YokohamaAoba

 

■写真の主題

 

“望遠200mm”という写真主題が立ち、自分がいつもどのように望遠を構えているのかを振り返りました。

レンズの効果を理解して構えているはずが、いつの間にか、効果の理解からではなく、撮られている画が頭のなかで先に浮かび、構えたり、大体の距離感を決めていないか...

 

広いスタジオ内で望遠レンズを使うことは多いのですが、果たしてイメージから効果の理解とそこからの設定までをしっかり考えて構成してるのかを、改めて考えました。

何度も勉強はしてきたはずなのに、

環境や見える世界に慣れ、

いつのまにか自分の感覚で心地よい距離感で撮影していることが多いのではないか、と。

望遠を構えて撮る場合、170mm~180mmの中途半端な距離感で撮影していることが多いことに気が付きます。最初は意識してなかったのですが、自分の撮影したものをみると明らかでした。

自分の撮影スタイルの固定概念で決まった距離感であるからこそ、決まった距離感+そこからレンズを動かしながら調整して構図を整えていることが多いことに気付きます。

それが悪いことではないのだけれど、自分の中で「望遠レンズはこのように使う」という慣れた安定感のなかに、そういった固定概念が染み付いているように感じました。

 

望遠の特性をもう一度おさらいします。

・遠くの被写体を引き寄せて撮れる
・前景、背景を美しくぼかすことが出来る
・画面の圧縮効果
(人物と背景が画面の中に圧縮され、遠近感の少ない効果を出す)
(遠くのものが近く引き寄せられる・被写体も背景も見たよりも引き寄せられて大きく写る)
・圧縮効果を利用し、狭い空間(スタジオ)でも画角の中を整理できる
・被写界深度(ピントが合う範囲)が狭い

 

望遠の効果を頭に入れて、200mmの距離感をのぞいてみます。

いろんな場所で最大限の望遠の距離感で覗いてみます。

主題である、人に集中する表現を可能とする望遠。

そのなかでも最大限の距離を条件におき、その効果に向き合い、表現を模索します。

どんな場所で、何を表現するのか?

1か月探して探して、試行錯誤する中で新しい自分の中で距離感が生まれていきました。

 

■余白で“余裕”を、前ボケで“影”をつくる

 

たどり着いた、効果を発揮できる写真として考えたのは。
構成要素がシンプルに画の中に納まった写真が良い。
撮影者への意識が入らない写真が良い。と考えました。
圧縮効果を用いて背景、被写体、前ボケを一致させ、
それが別々に存在するのではなくて、
その一枚のためにすべてがひとつになっていること。

そして、被写体に対して二倍以上の余白を空けることを意識しました。
 

望遠200mmの世界で自分に一番変化があったのはやはり“慣れた距離感”ではなくなることでした。

当たり前なのですが、いつも慣れて心地よくいられる距離感は、相手と話をしたりするうえでも自分がコミュニケーションを取るうえで適切だと感じている距離感なのです。

(相手も身構えず、それでもこちらを意識してもらえる距離感)
 

200mmで最大限距離として離れたときに、どんな写真が撮りたいか?

それは撮影者を意識していない被写体の表情を、この距離間で相手に“近づける”からこそ、写しだせるのではないかと考えました。

その為、目線をもらわずに、横顔の写真にすること。相手の表情が緩む瞬間を狙う事。

そのために意識をそらす声かけをします。

そして、撮影者から被写体、その背景の、空間の層を圧縮し、被写体に集中した一枚にしながらも、余白を残すこと。

 

余白は“余裕”を感じさせるものとなり、目線の先を空けることで相手自信が身構えず余裕のある状態を表現できると考えています。

その余白も、白とオレンジの光を背景に入れ込むことで、単調さを無くし、被写体に当たる光は強くはなくとも、前ボケで被写体の影の部分にかかるように写し込むことで、影と光の差を作り、ゆるやかな立体感を生みます。

そして、被写体の表情や、少し力の抜けた瞬間を、余白で写しだしました。

望遠の圧縮効果と距離感を、効果としてうまく利用できたのではないかと考えます。

 

■改めて、技術を学ぶ、“それで何が撮りたいの?”を考える

 

何年もカメラを構え続けていても“振り返る”作業は何度だって訪れます。

そして何度も立ち戻り、そのたびに新しい自分の中の“撮りたいものってなんだっけ”が生まれます。

そうして繰り返す中で、自分の撮影や写真が育っていくのだと実感します。

 

今回技術的な主題をもらい、基礎に立ち戻り、理解を表現に結びつけるまでの過程で、自分の固定概念から一歩崩すヒントをもらえたように思います。

 

技術と知識だけでは撮影できなくて。

何を表現したいのか?イメージも必要で。

そのためには、被写体や環境の把握も必要で。

いつだって、考えることをやめないこと。

いつだって、そのサイクルがぐるぐる頭の中で回っている状態が、
成長のヒント。

 

もっともっと探求していきたいと思います。

....

撮影の彼は、おひさしぶりの再会でした。

偶然の再会。元気いっぱいで常に遊び回り、ねーねー!とたくさん話しかけてくれるかわいい妹たちを他所に、にこにこ穏やかにしてるおにいちゃん。

そんな彼が今日は主役。

妹思いで、周りの私たちのことも気遣ってくれて、前と変わらずその穏やかな優しいイメージを残したくて。

少しお兄さんになった優しい横顔を、イメージをぐるぐるとかき混ぜて、たどりついた一枚。

また会えますように!

 

 

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