Photogenic


横浜青葉店
scrollable

「近づきたいけど近づけない」

投稿日:2018/5/2

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photo by kazuma gomei
coordi by mayu kanasugi
write by Kaori Sasaki

彼女の撮影をコーディネーター件ヘアメイクで担当したのは約2年前。
その日は指名撮影で青葉店に来てくれていた黒木さん(湘南店の)との撮影でした。
まだ幼稚園児ののむじゃきな弟に対して、照れながらもしっかりと会話を交わしてくれる可愛らしい10歳の女の子だった。
ハーフ成人式記念でその女の子がメインの撮影。
大人っぽい衣装での大人っぽい写真も撮りつつ、明るい衣装に着替えて無邪気に撮影したときに一番良い表情を見せてくれた事を昨日の事のようによく覚えています。
 
その日から2年の歳月。
この日は五明さんとなすちゃんが撮影を担当していて撮影終了後、担当スタッフとの集合写真を撮影に呼んでくれた際にその子と再会をしました。
どちらかというと小柄かな?と思っていた身長はぐんと伸び、私を越すくらいの高さ。
成長に驚き2年の歳月を感じつつ、シャッターを押しました。
次はもう中学生です^^と嬉しそうに話す様子は、10歳のときと変わらない可愛らしさを感じました。
 
でもその日撮られた75カットを見返すと、なんだかもう可愛らしさよりも聡明さが漂う写真になっていました。
なかでもこの一枚は瞳が物語る力強さと、ポージングによるあどけなさから、少女から女性に変化する様子が見て取れました。
 
写真は夕方に差し掛かる西側の窓からの西日を背負い、目に写る光はその西日がいかに床に反射しているかを物語っています。
また横に広がる体の線を、あえて縦位置で切り要素を少なくすることで、フレーミングの中のグラデーションや目の表情がより大きく反映されています。
光と少しグリーンがかった前ボケが彼女にベールがかかった様に表現され、彼女へのカメラマンの心的な距離、12歳の純真で聡明な少女に「近づきたいけど近づけない」という心情を表現しているように感じました。
カメラマンの声が聞こえてきそうな一枚です。

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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