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横浜青葉店
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写真分析「大切だから」

投稿日:2018/5/2

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Photo by Natsuko Takagawa
Coordi by Kaori Kobayashi
@Yokohama Aoba
 
 
家族写真について調べてみると、「なぜ家族写真を撮りたいのか」考えてみるというような記事があった。
 
なぜ撮るのだろう。改めて考えてみた。
 
 
・子供の成長を記録したいから
おなかの中にいた子が赤ちゃんとして生まれてきて、日ごと、月ごとに成長していき、あっという間にお兄さんお姉さんになっていく。
その姿を毎年残していくことで、「去年より背伸びたなー」「このときはこのオモチャがお気に入りだったよね」など、その年ごとの変化を記録したいから、というのもあるだろう。
 
 
・家族としての歴史を振りけるキッカケになるから
よくお客様とお話しするが、例えばお子様が1歳の誕生日なのであれば、パパママとしての1年でもあるのだ。大人になってから今まで個人として生きてきたお2人が、お子様が生まれてパパとママになったのだ。
「最初は不安でいっぱいだったな」「あの時は嬉しかったな」「3人だから乗り越えられたことがあったな」など、家族としての思い出がたくさんあるはずで、それを振り返るきっかけにもなるのではないだろうか。
 
 
・夫婦としての始まりも振り返れるから
家族写真を撮るとき、例えばそれぞれお子様とだけ手を繋いでもらうのではなく、パパにママの肩を抱いてもらったり、ママにパパの腕を組んでもらうことが多い。それはパパとママの繋がりも表現したいからだ。お子様が生まれて目まぐるしく時間が過ぎていく中で、「はじめは二人だったな」と振り返ってもらえたらいいな、と思っている。
 
 
・時間が過ぎ去った時に、振り返れるものが欲しいから
私の好きな子育てエッセイ漫画の作者さんが「いつか君たちが家を出たら、私は今の生活をなんて幸せな日々だったのだろうと、毎日思い返すのだろう」というようなことを書いていた。
写真を撮るということも、それと同じだと思う。
 
 
いろいろ書いてみたが、ではなぜ記録したいのか、振り返りたいのか。
それは今を忘れたくないから、一瞬でも見逃したくないからだと思う。
それほどに今が大切だからだ。
 
なぜ、今が大切なのか。
キリがないかもしれないが、全てはこれにつながるのだと思う。
 
「そこにいる人が大切だから」
 
パパはママも子供も大切で、
ママもパパも子供も大切で、
もちろん子供にとってもパパとママが大切だから。
 
大切な人との今だから、今が大切なのだ。
 
 
 
このご家族にとってもそうだと思う。
1年生になる7歳の男の子。
赤ちゃんだった頃とは比べ物にならないくらいしっかりしたお兄ちゃんになっているはずだ。そんな「お兄さん」を表現したくて、足を肩幅に開いて、腕を組んでもらう。
ママさんにはそんな彼に歩み寄るように優しく寄り添ってもらい、パパさんにはママさんの腰に手を回してもらい、ふたりごと優しく包んでもらう。
 
寄り添い優しく微笑む三人の似た雰囲気が、7年一緒に過ごしてきたという家族としての時間を感じさせる。
 
シンプルであるからこそ、形がものを言う。
そのご家族の大切な今を、美しく残せるように、もっともっと細かく見れる目を養っていきたい。

 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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