彼はライフスタジオに長いこと通ってくれている

ベテランさん。

 

少しシャイなところはあるものの、

指示したことはすんなり受け入れ、

更には自分で上手にアレンジまでしてくれるような

写真撮られることが嫌いじゃない男の子でした。

 

整った顔立ちでなんでも着こなしてくれる彼は

そこに居るだけで画になってしまいます。

 

そんな彼を更にこの写真の世界観の主人公として

その中にいるのがより自然なように、

小物使いをいつもより少し意識して組み立てました。

 

彼の白い肌に、

洋画に出てくるような少年をイメージして。

 

読書してる昼下がり、

どこからか聞こえた声を探す。

なんて想像しながら

窓の外を見てもらうように声かけをしてみました。

 

その際に帽子を抑えてもらうことで、

帽子が風に飛ばされないように

本当に外にいるかのような自然な仕草が

彼をより世界観に溶け込ませることが

できたのではないかと思います。

 

一枚の写真に、ストーリーを。

物語を付けることで非日常を演出することができる。