Photogenic
草加店
フレームの中のフレーム
投稿日:2013/10/13
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[frame]
#フレミングの映画的な意味
-フィルムの外の世界とフィルムの中のイメージを境の機能をすること。
-フレームの中のイメージはそのリアルリティーを通してフレームの外の外部世界と連結しているようにみえる。
-それぞれのフレームは1枚の絵で現れる
-映画のフィルムの一枚として、映画フィルムの露出のためカメラの絞り(aperture)前に瞬間的に止まる時一つのフレームのイメージがフィルムに記録される。
#フレームの中のフレーム
1カット1カットで表現する私達の写真を映画の1カットとして比較してみれば似てるのではないか。
ひとつのイメージとして一枚を作り出すけれどもそのカット達が連結して映画が作られるように私達が撮影する写真は75カットのもの語りを作り出している。
ただし、映画と私達の写真が異なるのは、映画はもっと精密に流れが分かれているけれど私達の写真は75カットの中に含まれる物語だけでなく1カットのイメージも明確にみえる。
写真は2次元の平面で広げてみえるからである。
‘フレームの中のフレーム’と言う主題は3次元の空間を写真のイメージで表す。
私達は撮影をしながら被写体とカメラの間で多くのことをぼかしとして写真を撮るのだが目の前に見えることは大体ぼかしとしてのツールとして使われる。私達は何故ぼかしをいれるのだろう。
撮影者がうつ伏せになり床にくっついて撮影することも、本来の形態が何かも分からないようにつぶされて不思議な雰囲気でみせることも結局、被写体を中心に空間感を表現する為である。
つまり、空間感の表現をもっと意識的に意図してみることがフレームの中のフレームだ。
四角のフレームの中にまたもう一つの四角を作ることになるがそれを作るためには一つ目に四角形の空間を頭の中で認識しなければならない。二つ目は認識した四角形を被写体中心に作ることで横と上を悩むことになる。三つ目は線(line)を自分が表現しようとするイメージの中に入れることになる。
上の写真で比較して解けてみると子供の周辺にあるはしごと木の葉っぱ、つまり固定しているインテリアが一次的な空間と線を作っている。そしてカメラマンの前には身長くらいの木があり、葉っぱと入ってくる光を利用してかかってくることを確認する。フレームの中のフレームが頭の中で認識できたら子供の名前を呼ぶ。
子供は少し横たわっているけど顔はカメラに向いていて写真をよりもっと明確にしてくれる。
自分の写真は説明にならなくてはならいが何を意図して撮るのかをカメラマン自ら認識できず撮影することが大半である。モノをかけて撮影をしながら何故そう撮るのか、そのイメージで何を表現したいのかを普通は明確でないまま私達はいつもの日常でそのまま埋もれている。
映画で撮影するカットは流れるような瞬間のカットが多いがそれが連結して一つの映画を完成させる。
一つのカットでみると完成度があるのもあるし、そうでないこともあるが結局、すべて大事なカットである。
私達の75カットの中でももっと意図したとおりによく撮れたカットが多いし、少し不足しているかっともあるが全体的にその時間の思い出を記録したもの語りがある。
全体カットを説明するということは難しいけれど何を表現したかったのか、どんな意図をもっているかを構成して説明しようと努力して作るのであれば75カットの完成度は高くなり、写真の変化も始まる。
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