何を基準に撮影をするのか。

 

撮影においてまず一番に意識することは光だ。

 

背景を明るく飛ばす「逆光」か、

分かりやすい陰影や人物に光のラインをつけられる「サイド光」を主に使う。

 

光源が正面に位置する「順光」はあまり使用しない。

なぜなら順光は整理がしにくいからだ。

 

背景のインテリアもくっきりと写すため、

光が当たらず暗く落ち込んだ背景を整理しなければならない。

顔に立体感を作ることも難しい。

 

様々な理由こそあるが、順光で撮ることを私はなるべく避けてきた。

 

背景・インテリアの処理や光も大切ではあるが、

写真にポイントを作り、惹かせることが大切であると考える。

 

この写真は順光で撮ったもののポイントが作られている。

帽子を深く被った動作と、それ故の目元に影ができた明暗差だ。

ポイントのある写真はやはり目を惹くし、常に意識しながら撮影に臨んでいる。

 

なんでもお利口さんにこなしてくれた４歳のしおちゃん。

帰り際に「帰りたくない」と大泣きしたしおちゃん。

可愛いすぎたしおちゃんを見て私も帰したくなくて、少し泣いちゃった。

また近々、遊びに来てね！！


Photo by Kotaro Yatsu
Written by Lisa Arai