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彼女に会って初めてカメラを突きつけたのはライフスタジオ写真サークルで成人撮影をした時だった。 場所は青山店で、対話を交わしながらカフェで、横断歩道を渡りながら、路地でさまざまなポーズをして写真を撮った。 普段から本が好きで、討論するのを楽しんでいる彼女は写真を撮られるときも真剣で頑張る姿が私には強い印象として残っており、予想外のよい成果も得られた。
 
その時の撮影が縁となってもう一度撮影者とモデルとして会うことになった。いいえ、私が撮るべきだと先に手を出した。.withがオープンするようになり、テスト撮影が必要だったが、良い写真を得ることより彼女との撮影自体を楽しみたかったのが先だった。 普段から親しい友達のように過ごしている妹のような存在だが、写真を撮りながら交わしたお互いの対話は私に心の癒しを与えるからだ。 モデルにポーズを要求して得る写真より話を通じて深く入って人間が持っている本来の行動や表情に写真の価値を置いている私に日本での撮影は今も渇望があって一人で飲み込んで撮影しなければならない孤独さがある。 その孤独を飛ばしてくれて目で答えてくれるウンジョンという被写体はありがたい存在だ。 彼女は私が汗を流しながら集中できるようにする魅力を持っている。
 
被写体が備えている要素のうちに撮影者としてウンジョンに惹かれるのは彼女の顔だ。 女性が持っている、女性だけの目鼻立ちが彼女は調和的である。 このような顔が美しさで昇華される姿は彼女の瞳と視線で出ている。 それが撮影者の私を刺激する一つである。 ウンジョンという人は感情と理性との共存が表情で明確にみえる人である。 それを写真という感性で表現することが私は楽しい。 彼女の頭と胸の中に入っているものを目で見せたいという私の気質を想起させてくれるためだと思う。
 
子供との撮影で、交感は私がその子供の立場を考えるしかない。 したがって子どもが好きな何かを利用することになる。 子供が好きなおもちゃやキャラクターなどを覚えていれば疎通することが容易になる。 それは私が望むカットを間接的に得られるということだ。 子供がもっと大きいと直接的に近付くことができるかもしれないが、撮影者の一方的な要求が多くなる。 対話は可能だが、分かち合える対話の限界があるために深く入ることができない。 それでジュニアの写真を見ると、成人を真似した不自然なポーズや深みのないクローズアップの写真、静的であったり、イメージ化した写真が多い。
 
しかし、成人との撮影は撮影者の中でのもがきのようである。 直接的に疎通することができ、共感できる限界もないから、1：1で戦わなければならない。 そして、良い写真を作るためには乗り越えるしかない。 内面がすでに成熟している大人は簡単に自分を見せてくれないからだ。 それで対話をしてささやくべきであり、興に乗せなければならない。 このように撮影者は被写体を主導するために、必死に行為をしなければならない。 そういう過程を経なければ生命力と技術が結合される調和のとれた写真を作れる。だから、成人を撮影すると、エネルギーが全部流出する機運を感じるのは当然のことである。 ところで'早く私を取り出してください'言っているようにキラキラした目つきで入ってくるウンジョンという女性は立派な被写体ではないか。。。興に乗って撮影しすることは当たり前である。
 
そこにウェディングというテーマと環境と条件が準備された。 そしてミンギョンという人とのチームワークまで準備が完了した。 私、あなた、私たちがなる撮影だったので、これより幸せな時間がいつまた来るのかという思いで撮影をした。 写真を撮るという行為だが、時間を記録したい熱望に最善を尽くすべきだという考えも深かった。 私、あなた、私たちの幸せな時間を、そして一生に一度になるかも知れない彼女のウェディングが美しく残されたことを希望した。
 
写真を撮るということは私と関係していることについて自分だけの表出の方法だと思う。私と顧客との関係は私とウンジョンという被写体の関係とも同じだ。 撮影者とコーディネーター、つまり仲間との関係は私とミンギョンとの関係のようだ。 このように関係していることについて繋ぐ媒介体が写真といえる。 撮影をする時間は写真という媒体を通じて私たちがどのようにつながり、関係を発展させてゆけるかについた問いであり、その答えは撮影後の発展した関係を確認しながら聞くことができ、分かるようになるようだ。
 
上記で、主題と条件、そして環境が用意されたとした。 テーマは、ウェディングつまり、目的がウンジョンのウエディング写真だ。 カントの言葉を借りれば、美しいウェディングを撮るのではなく、ウェディングを美しく撮るのだ。 実際、今回のウェディング撮影をしながら私がよく知らなかったウンジョンという人に対してより深く知るようになった。 撮影者として、私はまじめな人だ。 愉快に大声を出して撮影はするが、集中して真剣に写真を撮る。 それはこのことしかできない私として写真を接する姿勢でもあり、原本に対する忠実さがなければならないという価値観からきたことでもある。このように真摯な心と姿勢をウンジョンからも発見したのだ。 結婚をする新婦たちがそうだが、みんながそうできないこともある。なのに良いモデルになるために自分の外見を管理し、衣装や小物も丹念に準備して撮影に臨んでくれた。 私たちは知り合いという関係のため言葉や行動について気を遣わなかったり、礼儀を守ってくれない場合もある。 一緒に仕事をする人間関係で最も多くぶつかる部分もその線があいまいであるためだ。 ウンジョンが準備した姿は私とミンギョンがやっていること、つまり、自分と親密に関係している人々の仕事を信じて尊重し、真に人を大事にしている様子だったと思う。 私が彼女を撮るために多くの写真を見ながら悩んでいる内容を知っているように。
 
もう美しく表現することだけが残った。 今回草加店のインテリアはちょっとより風変わりな写真を作るために準備した条件と環境といえる。 私たちがいつも理想的だと言って理論で説明しようとした空間撮影を実現するためである。 'どのようなシーン'と分けて呼んでいた空間的背景を統合したものである。 一つの空間で撮影者が演出できるストーリーを自然に連結することができ、自然光や人工照明の調整でどこでも撮影できたり、化粧台や自動車、木などの小道具は多様だが、'森の中'という一つの統一されたイメージがあることに'多様さ'と'一致すること'が共存する空間だと言える。 そこに写真の核心であり、完成だと言える草加店だけの自然光と高い天井がきちんと役割をしてくれてインテリアを極大化させたと思う。 見るに美しいインテリア、そのインテリアに入っている要素一つ一つが写真に染みこみ、点と線を作って、光と調和して色を作る。 そのように混ざって作られたインテリアの要素は、被写体を囲んで埋めたり空けたりしながら写真として構成されることだ。
 
草加店の新たなインテリアを企画し、コンセプトを[神秘的]に決めた。 そしてそれが意味するのは[日常から脱皮して新しいものを体験しながらあるキラキラ輝くことが胸の中に残ったものであると定義した。 ウンジョンを被写体で撮影した「この一枚の写真が撮影者の私自分にそれを表出した写真かな?」と聞かれた時には、上で述べたように撮影以来、発展された私たちの関係で答えを得られた。 ウェディングドレスを着てきれいに化粧をして端麗な新婦の姿で準備されたウンジョンという女性と、彼女の胸の中に抱いていた'結婚'に対する想像、そしてその世界に入る自分の姿を連想しながら吐き出す目つきは何かに向かっている。 その何かは期待と希望に満ちた自分の未来で、今の瞬間に幸せと感じている'私'という人間だろう。 そうした'あなた'を作るために、すでに持続していた関係にある'私たち'という人たちが団結し、私たちは各自自分ができる領域でお互いのために最善を尽くした。 ミンギョンは優雅で洗練された新婦の姿を演出し、私は幻想の中の絵のような新婦の姿を演出し、ウンジョンは内面の中、自分の感情を最大限引き出す、表情に出してくれた。
 
一方的な自我は存在できないということをすでに知っているようにお互いに自分を果敢に投げて臨んだ撮影の時間だった、撮った写真を鑑賞しながら'今よりもっとお互いがお互いに感謝することを分かち合いながら、生きていかなければならない。'誓う時間になっており、'美しい思い出'というのがもう一度胸に深く刻まれた経験になった。